京阪バス大津比叡平線66A系統・大津駅発着便(比叡平~大津駅)


三井寺入口前。



66系統・大津比叡平線は、比叡山中腹にある団地・比叡平西大津/大津京駅を結ぶ唯一の公共交通として長らく運行されてきた。駅側が一部便のみ競艇場前(国道161号線、のち旧道化し県道高島大津線)経由で浜大津まで延伸するスタイルも不変だった。

'10年代に入り変化が始まる。先ず'11年に浜大津便が廃止になり、一旦全便が比叡平大津京駅になる。'12年には、山科営業所から大津営業所に移管されると同時に、比叡平で少し遠回りする66A系統が登場するも、66系統の一部便を置き換えただけなので増便はしていない。
更に'17年、別路線だった大津駅国道1号線/湖岸道路~石山駅と統合した結果大幅な延伸となり、比叡平大津京駅大津駅石山駅なる長距離路線となった。66/66A系統は国道1号線経由の便となり、大津京駅大津駅間は、より山側に当たる市役所・三井寺経由になった。同時に湖岸道路経由の便も25A系統として設定され、こちらの大津京駅大津駅競艇場前経由で、'11年の浜大津便廃止で路線が無くなった区間が早くも復活した。比叡平の路線図が最も華やかだった頃だが、やはり増便はされなかった。

しかしその体制も長くは続かず。大津駅石山駅間の渋滞で定時制が取れないため、3年後の'20年で石山への延伸は1号線/湖岸経由ともに無くなり、再度大津京駅/大津駅で分断される。同時に管轄が再び山科営業所となった上、25A系統は65A系統に改番。大津京駅大津駅は昼間が中心になり、三井寺経由の66/66A系統と、競艇場前経由の65A系統が半々で運行されていた。
尚、再分離された大津駅石山駅はその後更に縮小し、国道1号線経由便は大津駅行きが平日朝に2便運行されるのみ・湖岸道路経由便は'24年で廃止。

そして'22年末で66A以外の系統を一掃し、比叡平の経路と一部延伸が浜大津でなく大津駅になるといった異なる点はあるものの、かつてと同じ比叡平大津京駅がメイン・大津京駅大津駅は一部便のみの内容に戻された。便数はだいぶ減り、土日は5.5往復のみに、平日でも3時間以上空く時間帯がある。
この改正で大津京駅大津駅の延伸便は平日2往復・土日1往復にまで減らされた。市役所・三井寺方面は、かつては石山駅西大津駅や大津駅~唐崎駅の路線も経由し寧ろ便は多い方だったが、現在経由するバス路線はこの僅かな便のみ。

時刻・停留所
赤字は京阪バスでは当路線のみが経由する免許維持区間。時刻は発時刻で、全便大津京駅びわ浜大津で数分の時間調整あり。
平日
比叡平 比叡平 近江神宮 大津京駅 三井寺 びわ浜大津 大津駅
7:45   7:50   8:01   8:15   8:20   8:26   8:31
11:45   11:50   12:01   12:15   12:20   12:26   12:31
大津駅 びわ浜大津 三井寺 大津京駅 近江神宮 比叡平 比叡平
12:42   12:49   12:53   13:05   13:10   13:23   12:32
16:17   16:24   16:28   16:40   16:45   16:58   17:07
土日祝
比叡平 比叡平 近江神宮 大津京駅 三井寺 びわ浜大津 大津駅
9:10   9:15   9:26   9:40   9:45   9:51   9:56
大津駅 びわ浜大津 三井寺 大津京駅 近江神宮 比叡平 比叡平
16:22   16:29   16:33   16:45   16:50   17:03   17:12