サンムーン・その1

いよいよ始まった第7世代。ORASに引き続き金曜日に発売し、ヨーロッパ以外の全世界同時発売・ヨーロッパのみ5日遅れ。にも関わらず1ヶ月近く前からデータ流出という憂き目に遭っている。平日発売につき完売の心配もあまりしなかった。どちらを買うか最後まで迷ったが、時間連動がリアルタイムの方が変な感じにならないと思いサンを選択。




言語を選ぶと、オープニング無しにいきなりプロローグが始まるという異色のスタート。途中で性別と名前を入力する場面も入る。
しばらくのムービーのあとに行動開始。いきなり靴のままベッドで寝ており、ベッドをチェックすると再度靴のまま寝る。部屋は歴代とほぼ変わらず。置いてあるゲームハードが、最後まで不振のままこのほど生産終了が決まったWiiUなのが悲しい。といっても公表したばかりのスイッチをいきなり入れるわけにもいかない、苦渋の選択。
帽子もバッグも持っていない主人公の姿は貴重なので、今のうちに見ておく。この時有効なボタンはXボタンのコマンドとAボタンのチェック+Bダッシュだけで、他のボタンは押しても何も起こらず、下画面も真っ暗。ORASまでは十字ボタンでも移動出来たがとうとう廃止になり、サンムーンから移動の操作はスライドパッドのみとなる(カーソル移動は引き続き十字ボタンでも操作可)。しかもその割に旧作では出来た忍び足が無くなっており、パッドのスライド量に関わらず歩くスピードは固定。コマンドもバッグを持つ前はレポートと設定だけで、このため自分のIDが延々確認出来ず一部で歎く声が聞かれた。




外に出る。旧作に比べ終始大きくアップされて映るようになり、等身が上がったことで建物サイズも現実的な対比になり、リアルさが大きく向上しているが、滑らかとは言いがたくアップにするほどジャギーがかなり酷い。旧作とハードが同じなので、SEもコマンド以外の所々で使い回しが聞かれた。1番道路に出ると上り坂になっているが、従来と違うカメラアングルにより坂道感が大きく増している。主人公が坂道を上る際は若干屈んで歩くようになる芸の細かさ。おなじみ・科学の力の人は初めて街を飛び出し今回はここにいるが、モブキャラの見た目の影響か旧作より少し老けている。




リリィタウン、今度はしまキングを探すよう言われる。手持ちのポケモン無しでこれだけ行動するのはシリーズでも異例。家にも入れるが、本棚とゴミ箱のチェックは体験版同様正式に廃止されてしまった。テレビチェックは続投だが、マラサダの話ばかり。奥に進むとオニスズメ襲撃イベント、これが終わったところが厳選セーブポイント。直後町に戻ったところでしまキング登場、ここでようやく御三家選択。今回はボールから出た生身の姿でアピールしており、選択すると相性確認のような儀式が行われる。


御三家選択もかなり迷ったが、体験版のサトシゲッコウガがレベル36〜7のままサンムーンに持ってこれるということで、中盤までは命令を聞かず殆ど役に立たないことが判明。このためパーティ入りを断念、メスアシマリに焦点を合わせることにした。しかし一連のイベントがそこそこ長く、そこに12.5%という低確率が追い打ちを掛ける。何度もリセットを繰り返した結果、42回目でようやくメスが出た。しかも懸念していた性格は「おくびょう」ということで即採用、これだけに2時間半もかけた苦労が報われた。スパトレが廃止になってしまい、序盤から努力値を調整する機能が再び失われたので、このまますぐ冒険を続行出来るのは嬉しいやら残念やら。
この時点で一気にコマンドが増える。今回のコマンドは2画面で、横に選択することで更に多くのコマンドが選択出来る。いずれも「NEW」という強調表示付。同時にこの段階から旧作のポケパルレの後継「ポケリフレ」が出来る。大体はパルレと同じで、今回は旧作のポフレに代わって「ポケマメ」を投与する形になる。バトルしていくと汚れていくので、戦闘後に限り従来のなでるに代わってブラッシングなどできれいにしていく機能が付く。尚、各種ミニゲームと顔真似ゲームは発展されることなく廃止された模様。



出ようとすると、従来のライバルポジションに相当する「ハウ」が登場、いきなり勝負を仕掛けてくる…が、不意打ちではなく直前にセーブが可能な安心仕様。更に、いつもならこちらが不利なタイプの御三家を使ってくるのが、逆転の発想なのかこちらに有利なタイプの御三家を使ってくる。なので技選択を間違えない限りまず負けない。