シリーズ初のオープンワールド型のアクションRPG。外伝でありながら、ナンバリング並に大々的なプロモーションを展開し、新ポケモン・新リージョンフォームも惜しみなく投入。時系列的に明確に過去の世界を舞台に選定。
ほぼ全ての要素がシリーズ初という、非常に冒険的なタイトル。これに注力していたが故に、ナンバリングであるBDSPの開発を外部に委託した時点で既に冒険しているが。それでも蓋を開けると売れ行きは好調で、多くの顧客を掴んだといえる。
BDSP同様、発売前からいきなり更新データがあるので不安になる。しかしBDSPのような何GBといった大容量ではなく48MBというささやかな内容。
最初はいつも通り、言語選択・容姿選択・名前入力。言語以外はアルセウスに問われる形で選択。
いきなりシャツ1枚にサンダルという歴代で最もラフな格好で放り出される。今回はアクションゲームということで、見た目は似ていた剣盾のワイルドエリアとは左右スティック以外の操作性が大きく異なり複雑。コマンド画面がAボタンではなく上ボタンで、ゲーム上でもポーチ画面と呼称しているのでかなり不慣れ。
捕獲チュートリアル。ZRボタンで狙う。ロックオンされるわけではなく、対象がサークル内に入ってもサークルの色が変わったりはしないが、今回はチュートリアルということで対象はご丁寧に止まってくれる。
舞台のヒスイ地方は過去のシンオウ地方、つまりベースになっているのは蝦夷。これまでは一部の町のみだった和風テイストが最初から最後までふんだんに使われている。ナンバリングの町よりもはるかに広いが、目的地は距離付きで目印が付いているので分かりやすい。
御三家セーブポイント。先ほどチュートリアルで捕まえた3体から選択。世代を超えたヒノアラシ・モクロー・ミジュマルという組み合わせ。この段階では普通だが、進化すると御三家初のリージョンフォームになる。
性格についてはナンバリングと同様だが、今作は個体値・特性の概念が存在せず、がんばりレベルなる別のシステムでステータスの個体差がつけられている。無補正であっても、ナンバリングの同レベル帯と比較しても総じてかなり数値が高いが、その分ダメージ等も多い。今回は無難に水のミジュマルを選ぶ。ステータス確認が出来るようになるまでは、BDSPのように戦闘は挟まず会話だけなので比較的やりやすい方。
村から出ようとするとバトルになる。これもナンバリングとは異なり、戦闘中も自由に移動出来る。画面の趣も異なるが、やることはナンバリングと同じ。ポケモンの間に入って攻撃を受けると主人公もひっくり返る。
3種類を捕まえるギンガ団入団試験。最初のビッパは適当にボールを投げるだけでいいが、ムックルは忍んで近付く必要がある。闘争心があるコリンクはボールを受け付けないため、従来通り野生戦としてバトルで体力を落として捕まえる必要がある。バトル共々、BGMはBDSPを更にアレンジした曲。
クリアすると団員の服を貰える。その場で変わるのではなく、自室に戻って手動で着替える必要がある。恒例の着せ替えがここで実行出来るようになっており、何故かカラコンを初期から複数所持。
これ以降、村にある店舗利用が解禁。ナンバリングでいうブティックに相当する呉服屋、ヘアアレンジに相当する散髪屋、剣盾のウッウロボに相当するクラフト、そして写真屋。サブクエストも解禁となり、ようやっと本格的にゲームが始まる。
ポケモン図鑑。今作はかなりフィーチャーされており、倒した数からサイズ別の捕獲回数、各技を出した回数までカウントされ、これが図鑑タスクとしてクリアにも関わってくる。クエストでサイズが関わってくる関係上、今作のポケモンはサイズが従来の10分の1と異なり100分の1単位になっており、これにも個体差がある。
一度リセットされると表示されるタイトル画面。ナンバリングとは一線を画し、一切BGMが鳴らず、波音と鳴き声のみが聞こえる。放置していてもムービーには移行せずずっとこのまま。Aボタンを押すと、ダイパ・BDSPのタイトル画面と同じ音が鳴り、繋がりを示唆させる。
