XY・その10

そろそろいい頃合いなので、主力のイノムーを進化させようとした。イノムーが進化する条件は、「げんしのちから」を覚えた時点でレベルアップ。しかし自力で覚えることは無く、技思い出しのところで思い出させてもらう必要がある。思い出させるには当然ながら恒例の「ハートのウロコ」が要るが、手持ちを見ると1回分くらいなら持っているがそれでも数えるほどしかない。BW2はフェスミッションの報酬で1回で最大100枚、更に海岸で幾らでも拾えたため999枚カンストも珍しくなかったが、フェスミッションが廃止され拾えるポイントも大幅に減ったXYでは一転してレアアイテム化。数を稼ぐにはラブカスからのドロップしかない。
とりあえずイノムーマンムーにさせたあとはウロコの乱獲開始。スルーしていた「ボロのつりざお」を手に入れ、ミラクル交換ののちボックスに放り込まれていたキャタピーを進化、敵のアイテム所持率が増える「ふくがん」特性のバタフリーをわざと殺して先頭に置き、あとは適当な誰かに「どろぼう」を覚えさせて釣りまくるだけ。割とそこそこの確立で手に入るが、やはりあまり効率が良いとはいえず、特に釣り自体がタイミングよくボタンを押さないと失敗するのでストレスが溜まる。あれだけ作中で初代のリスペクトをするならば、釣りもボタンを押す必要が無かった初代のやり方を踏襲すればよかったものを。
もう1体ニダンギルも進化出来るが、進化形のギルガルドはアタック・シールドと全く能力が違う2つのフォルムを持ち、しかもどちらに於いてもニダンギル時代よりも種族値が下がるステータスがあるため、かなり扱いが難しく言わば上級者向けのポケモン。今回はシナリオ用であり尚更生かすことが出来ないため、敢えて進化させず「しんかのきせき」でも持たせておくことにした。姿形も剣と盾のギルガルドより二刀流のニダンギルの方が好み。



PSSのオンライン画面を眺めていると「通りすがり」に色んな人々が映る。何故か言語を日本語に設定している香港人や台湾人、ナイスの数が数万というとんでもない規模になっている謎の人気者、3VやらTAMAGOやら廃人アピールをしている韓国人…ちなみに日本人は半分〜3分の2近くの一言メッセージがデフォルトのまま、或いは最初からある定型文ばかり。あまり自己主張はしたがらないのだろうか。
その通りすがりの人々のトレーナープロモが気になって仕方ない。しかしこれ、見る場合は一々当人の許可が必要になるため、10秒のプロモを見るたびに数十秒待たされる上に、応対が遅いと1分待たされるのもざら、更にオフラインのプレーヤーのプロモは最初から見ることも出来ない。更に見た場合でも自分・相手両方の「知り合い」に登録されるため相手にこちらの名前が残ってしまう。通りすがりのついでに名前も出さずこっそり見るだけ、とはいかずどうも気まずい。プロモ作成はかなり素材も豊富で気合いの入れようが伝わってくるのに、何故閲覧はこういう面倒臭い仕様にしたのか全く理解出来ない。
一方でミラクル交換などで知り合いになった場合、たまに相手から直接の交換や対戦を持ちかけられる。基本的に相手を気遣って拒否は一切しないが、対戦は相手方に大抵伝説がいるので、レベル50同士であってもまだクリア前のこちらには勝ち目が少なくあまり乗り気ではない。だが交換はもっとやる気が無く、というのも直接意見交換出来ないため相手がどれを欲しがってどれを要らないのかが分からない。一応ボイスチャットという意思表示の手段が用意されているものの、友達のみで知り合い以下では利用不可。こちらとすれば以前の孵化余り以外は自力で捕まえた種類は殆ど無く、かといって人から交換されたものはID集めの意味もあるので手放すつもりはない。結果的に消去法で孵化余りをあげたいところだが、肝心の相手はミラクル交換でその孵化余りと既に交換済み、つまりあげるものがないので毎回苦戦する。中にはさっきあげた孵化余りを送り返そうと押しつけるプレーヤーもおり、不快な気になったことも少なくない。



通りすがりの人の多さに比例して繁盛するのがポケパルレの画面。それぞれのポケパルレで設定されているポケモンがベルトコンベアのように次々とやって来ては消えていき、たまにこちらに寄ってくれる。3体揃うとかみ合わない会話を始め、ポフレなどのアイテムを残し消えていく。この時3体とも同じタイプであると会話が弾み、ここでしか手に入らないレアアイテムを残していく。恐らく全タイプ分用意されているとは思うが、揃うのは毎回のように炎タイプばかり。というのも、厳選中なのか設定してあるポケモンが孵化要員ことファイアローの場合が殆どで、当然やって来るのもファイアローばかり。このため飛行タイプも多少は揃いやすいが、この2つ以外で揃ったところは見たことが無い。