撮影写真より


韓国製のバス「ヒュンダイ・ユニバース」。当初は同じく韓国製である大宇バスと同じように都市間ツアーバス・外人ツアーバス中心の導入だったが、国産車より500万安い価格と日本の排ガス規制にも適合したことから、ここ数年は乗合高速バス用を含め全国で大増殖中。エアコンも直結仕様が標準なのでトランクがサブエンジン仕様よりも広い3スパン。
写真の広交観光も、広島〜福岡間の乗合高速バス「広福ライナー」に使用。フロントの行き先表示LEDは日本仕様のオリジナル。本国仕様では装備されない故に無理矢理押し込んだため、かなり狭苦しい上にサイズも小さいが、今年実施予定のマイナーチェンジでは、ちゃんと標準サイズのLEDを取り入れたデザインのフロントマスクに変更される。
尚、前後に装着されるヒュンダイエンブレムは標準で取り付けられる(写真の広交観光は青いカラーの特別仕様)ため、本来メーカーエンブレムを付けない傾向にあるユーザーの車両でも取り付けられているが、西鉄や富士急など一部大手ユーザーでは、わざわざエンブレムを取っ払っている。韓国製であることを隠すためなのかは分からないが、なんかやらしい*1

*1:よく似た事例が名鉄バスにある。ふそうのリコール問題が出た頃のふそう製の新車は、それまでほぼ全車に必ず付いていた前後のFUSOロゴが無くなっていた。貸切車・高速車についてはしばらくしてからロゴが復活したため、これもふそう製であることを隠すためだった可能性がある