久々に松本にやってきた。松本市内のバス路線を一括に担当してきた松本電鉄バスはここ20年縮小しっぱなしで、十数市町村に広がっていた路線網はいつの間にか松本市内と隣接市町村に僅かに延びるだけ。時刻表は土日運休や平日でも数便という運行状況が目立ち、循環バスですら初乗り190円と高く設定され、更にはバスターミナルの音声案内を止めたり、通常は無料である冊子型の時刻表を有料化したりと、かなりジリ貧であることがよく分かる。その代わり、回数券が10枚分の値段で13枚付いてくる(通常は11枚、昼間割引で13枚)のは数少ない評価できる内容。
リフト付きバス。ハイブリッド以外で残っている新製導入のツーステップはこれだけ。
どこかの宣伝のラッピングバス…と思いきや、かつて松本駅と浅間温泉の間に通っていたチンチン電車を模したラッピング。車内は昔の写真が飾られている。
こっちが普通のラッピングバス。チンチン電車のバス共々山陽電鉄バスの中古で、何故かここと川中島バスに集中して導入。
新車で導入されたワンステップバス。一部のワンステップバスには何故か磁気カード対応運賃箱が載っているが、恐らくカードなんて導入する余力すら残っていないはず。
1台だけ残っている古いバス「"赤バス"メモリアル号」にも遭遇できた。本来はマニア向けツアーにしか使われないが、この日はたまたまそのツアー挙行日。ちなみにこの車も中古だったりする。