市バス新車

08〜09年に導入された新車は、台数が多かった上にその前年度とほぼ同じ車種であったため面白味がなかった。逆に今年は初登場のブルーリボンシティハイブリッド、それも今年より車両寿命を拡大するためこの2台のみという物珍しさ。入札で導入が決まってからはや数ヶ月、京都にやって来てもまだしばらく整備等を行ってきたが、本日より営業運行を開始、2台とも梅津の直営枠に投入された。一見すると特徴的仕様がなくなった様に見えるが…。

今年の新車から、遂に伝統を捨てて大型車用のLED行き先表示と無塗装の銀ホイールを採用。どちらもコスト削減のためだが、これも不景気の時代だからか。バッテリーカバーに標準ロゴで「Hybrid」と入っているが、CNGノンステップバスですらCの字一つ入れなかった京都市バスとしてはかなり珍しい。
02〜05年に入ったディーゼルブルーリボンシティのうち03〜05年式とは異なり、02年式と同じく前ドアコックが安全確認窓横から標準の前ナンバー裏に戻った。又、市バスとしては初めて前後バンパーをシルバーではなく地色である薄い緑色に塗装(小型車ポンチョもバンパー色はボディカラーだが、こちらは基本的に塗り分けないのが標準)。
気になるのがサイドウィンカーで、標準の前ホイール斜め上ではなく、前ドア横のリフレクターのすぐ上に横長のものが取り付けられている。こんな位置にウィンカーを付けた例は全国的にこれまでなく、どういう意図でこうしたのかが不明。

後部。こちらもサイドウィンカーは前ホイールと運転席の間にある。LED表示は後部も大型で、他では熊本くらいでしか見られない珍仕様。広告枠を付けるためにナンバー取り付け位置も標準と異なる。空いたスペースに例の人権標語表示もしっかり装備。これで方向幕+緑ホイールだったら相当濃い仕様だったが…。