3日目はいつものように丸一日中福岡=丸一日中西鉄バス。
撮影の前日よりこの2台が正式稼働を開始したブルーリボンシティハイブリッド。西鉄の大型路線車史上初の純正ボディ車、日野の純正大型車自体も貸切用のスケルトン以来30年ぶり。色んな意味で歴史的な車両。
スマートループは一般車よりも線が細く、テールライトも普通のブルーリボンシティハイブリッドと違い補助ランプをかつてのブレーキランプの位置に置き、灯火規制前のエアロスターと同じような配列で見栄えもよい。一昔前だと絶対にあり得なかった西鉄の純正ボディも、いざ出てみると新塗装のスマートループのおかげであまり違和感がない。これが赤バス塗装だったら…。
普通のスマートループ。バンパーにステッカー貼りすぎ。
大量に導入されているRAのうちほとんどはデンソーのエアコンで、これのようなサーモキングのエアコンを搭載した車両はごく少数しかいない。
市内の周遊バス「ぐりーん」。岡電バスにそっくりなドア周りでも分かる通り、内外装のデザインはドーンデザイン研究所が担当。車内はシートも床も手すりまでも木で統一されているが、リーフサスも相まって乗り心地はあまり良くない。しかも1乗車250円とバスの初乗り運賃としては異例の高さ、その上専用1日乗車券とSUNQパス以外の乗車券は一切受け付けないという不便さ。デザイン料回収のためか…?
1日中巡ったのち、帰る前に夜行で広島に立ち寄る。
広電バスにも一つ目のブルーリボンIIが増殖中。どうもこの車両は数日前に導入されたばかりらしい。
反面、広島バスには四半世紀前に作られた車両が残っていた。この形式自体が既にレアになりつつあるのに、富士重工ボディとなると現存するのはもうここしかない。