鳥取~米子間の変化

先日米子側からバスで通ったこの区間、12年前も同じように鳥取側からバスで乗り継いだ。この12年での変化や現在の状況を調べてみた。ただ過去の路線について記したサイトがないので、日本交通・日ノ丸バス公式ページをInternet Archiveを使って過去のページを掘り起こして調べた。東部中部西部の地区の間に路線がなく、この区間はJRを使うしかないが、どうやら07年初頭までは全区間バスだけで行けた。

鳥取駅~浜村駅

最初の3つは日ノ丸バス。鹿野線は当時から浜村から山に入った鹿野まで直通。1~2時間に1便のペースや、平日限定である浜村~鹿野区間便と養護学校経由便があるのは07年当時と変わっていない。

浜村駅青谷駅

1駅分しかない距離だが、07年当時は一日5往復。08年に全便土日運休となったのち、09年9月で廃止。代替で日本交通がデマンドタクシーを運行するようになったが、平日2.5往復・土日1.5往復まで減ってしまった。

青谷駅~長和瀬

更に短く1駅分にも満たない。07年当時は一日4往復。08年に土日2往復に変更、12年に土日運休+平日も3往復に減り、この状態が今も続く。実質青谷小学校のスクールバスとなっているようで、ダイヤも登下校に合わせてある。今後は小学校次第。

長和瀬~石脇

下記の日本交通橋津線が一日数便石脇から青谷駅まで延伸していたが、今はもうない。いつ廃止になったのかがはっきりせず、少なくとも07年10月には無くなっているが、直前に実際に乗りに行った時点で既に無かった。

石脇~倉吉駅

日本交通橋津線。一日数便だけ石脇のすぐ隣にある小浜発着便や(青谷への延伸便の名残)、1時間に1便前後ある状況は今も同じ。はわい温泉を経由する便としない便があるのも変わらない。

倉吉駅赤碕駅

日ノ丸バス赤碕線。倉吉~由良は山間部を通る。07年当時より僅かに減便し、倉吉行のみ存在した、倉吉駅の隣にある営業所への延伸を08年に取りやめたがそれだけで、おおむね今も変わらず1時間に1便程度の運行。

赤碕駅~下市入口

上記赤碕線のうち2往復のみ延伸していたが、07年3月に廃止。この名残で、赤碕線の赤碕発は整理券番号が起点なのに6から始まる。一部エリアは大山町の町営巡回バスが存在したが、これも12年にデマンド化。

下市入口~米子駅

日本交通下市線。07年当時は平日5往復・土日3往復だったが、直後の10月に平日4往復・土日2往復に減る。便数は現在も同じだが、土日も運行するうちの1便は、途中にあるが通常は経由しないイオンモール日吉津発着に短縮されており、これを使う際は米子~イオンの別路線を利用する必要がある。このため土日の米子下市直通の便は僅か1往復のみ。