撮影写真より


いつもの路線図とちょっと趣が違う。
福井鉄道北府駅構内に併設されている資料館に展示されている、25年前の路線図。平成に作られたとは思えないほど古くささが滲み出ている。内容も25年でかなり変わり、鉄道線は新駅や改名の連続で、このうち名前が変わったのが武生新・西武生・上鯖江・花堂南・福井新。路線図では何故か福井新(現・赤十字前)〜田原町間の併用軌道区間の電停が一部省略されている。
バスは、現在も残っているのが鯖浦線・南越線(五分市線と統合)・池田線。越前海岸線は路線図上の安養寺線と統合されて越前岬〜武生・八田線と統合されてかれい崎〜武生となり、かれい崎〜河野(糠長島)間は無くなって残りの河野(糠長島)〜武生間が現在は河野海岸線として運行。かれい崎〜糠長島間は月水金に越前町デマンドバス1往復としてのみ残存。浅水線は分断され、ベル前中心の清明循環線・浅水駅〜杉の木台中心の麻生津循環線として運行。福武線はほぼ全区間で当時の国道8号線を経由していたが、現在はかれい崎〜江尻〜福井間の福浦線となり、江尻〜武生間は06年に廃止された模様。かつての幹線国道ということで今でもバス停の跡が残っている。
河和田線・片上線は福鉄の手を離れ、鯖江市のつつじバスとして現在も運行。野田線鯖江市と越前町で分断されてしまい、それぞれの市町域内のみでつつじバス・フレンドリー号として運行。