ORAS・その10

もう延々と秘密基地。フラッグを取る→仲間にする→得意技を繰り出させる(日跨ぎの場合は2回)→仲間を外す→ネットに接続し秘密基地更新…の繰り返し。色々な秘密基地に入ってみたが、初期設定丸出しな空っぽの秘密基地も時々あるものの、大体半分程度は様々なグッズを使ったオリジナリティあふれるものになっている。使用率が高いのはジュークボックス・ベッド・破れるドアといったところで、対戦重視の秘密基地はルールの札やレベルブレイカーの設置も目立つ。逆に場所を取るすべり台は殆ど見かけないが、同じく場所を取るテントはカラクリ屋敷を全バージョンクリアしたら貰えるからか時々見かける。洞窟のうち段差がある秘密基地専用の階段はあるところと無いところが半々程度、無い場合も上段の部屋には色々飾っている場合が多い。ぬいぐるみ類ではみがわり人形がダントツで、ぬいぐるみがある基地には大体置いてある。オリジナル版には無かったグッズで、実際のポケセンでも何度か発売されたが、その度にすぐ完売するほどの大人気アイテム。変わったところではプリン人形だらけの秘密基地もあった。



又、何度か見かけたのがポスターの一種「ときをかけたあかし」。これはオリジナル版で捕まえたポケモンデータをORASに取り込むと手に入るが、それまでには非常に手間がかかる。
先ずGBAのソフトであるルビー・サファイア・エメラルドのいずれかと初代DSかDSlite+第四世代であるダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールドソウルシルバーのいずれかをセットし、転送施設「パルパーク」で第四世代に転送。次にDSの本体を2台用意し、片方は転送済みの第四世代、もう片方は第五世代のブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2のうち殿堂入り済みのデータ入りカードをそれぞれセット、第五世代側から転送ミニゲーム「ポケシフター」で第四世代から第五世代に移動。
まだまだ続く。今度は3DSを用意し、eショップからポケモンバンクの利用契約を交わしダウンロード・起動、バンクの画面からポケムーバーをダウンロード。転送済みの第五世代をセットしてムーバーを起動にバンクに転送。ムーバーを切ってカードをORASに交換してバンクを起動しバンクからORASに転送。文章に起こすだけでこれだけ長くなってしまった手間をかけ、これでようやく10年以上、ハードにして2世代分の時を超えて第三世代のポケモンが第六世代にやって来る。使用する機材はDS本体2台(うち1台は初代かlite)・3DS本体・各世代のカートリッジとカード計4本分(ORAS含む)+バンクの年間契約、こちらもかなりの数だがわざわざ転送するヘビーユーザーならいずれも持っているはず。
10年以上前に捕まえたポケモンが途切れ途切れの下位互換ではあるものの、上手く利用すると今もなお現役でゲーム内で使えるというのは、そもそも10年以上シリーズが続かない例も多い他のゲームでは中々真似が出来ない。無事転送し、且つ殿堂入りをすればミナモシティの民宿モナミにいるゲーフリスタッフから表彰される。先頭にいる転送ポケモンの名前と第三世代当時のドット絵入りと、10年以上ポケモンをプレーし続けているヘビーユーザーにはたまらない仕様。