撮影写真より


何となくJR東海バスの車内。3列シートのエアロキングで、JRバスでは3列スタンダードシートと呼ばれている。プレミアムシート・ビジネスシートの設定が無い東京方面行き夜行路線の大半で使用されている。
スタンダードというだけにシート自体はメーカー標準仕様で、他のプレミアムシートやデラックスシートと比べると見劣りするが、リクライニング角度などの機能はあまり変わらない。シートバックは読書灯・フック・網状のドリンクホルダー・使い捨てスリッパと、他社ではあまり見かけないハンガーを装備。テーブルは中央列は標準仕様として左側に格納されているが、右列・左列はスペースが無いため中央列よりも半分程度のサイズしかない小型テーブルが畳まれている。最前部はシートベルト・禁煙表示のサインと運転席からの監視カメラ、LED表示機を設置。LEDは停留所などが近づいた時などに機能するが、常時は時計が表示されている。
最後部は通常3列シート車でも4列になっていることが多いが、エアロキングは最後部に非常口があることもあり、スペース確保のため最後部でも3列となっている。だが最後部はあまりリクライニングも出来ずエンジンが真下にあってうるさいというハズレな位置。逆に階段の後ろに当たる6A席・7B席は、後方のシートが無い上にそれなりにスペースもあるためリクライニングは倒し放題となるラッキーな位置だが、7B席は予備としてあまり販売されないことも少なくない。

1階席。年式により配列が異なるが、この車は1列シート(21A・22A)が2つ分、2列シート(21〜23B・C)が3つ分。1列シートもまたスペースが広いため当たりといえるが、2列シートは隣のシートとくっついているため窮屈感があり、また1階席は荷物棚が無いため、2列シートだと荷物が更にスペースを圧迫してしまいかなり狭苦しい。