撮影写真より


京阪バスでは最後まで残ったP-代の大型路線車(定観車にはわずかに残存)。比叡山線用の車両だったので一部が一般車と異なる。同社保有エアロスターKの特徴だったリヤ2枚ガラス+方向幕窓の特注スタイルが採用されたのもこの車両が最後だった。ふそうの中型車MK116/516にも似たこのリヤスタイルは他に京都市バスが採用したぐらいの珍種。ターボ装着車で妙にふくらんだリヤエンジンリッドとはみ出たマフラーも一般車にない違い。
これの撮影時期から比叡山線用車両は代替が始まっており、当時最古参であったこれは既に予備車となっていて、このときも教習車として使われていた。ここから1年ほどで代替は完了し、比叡山線の車両はほぼ全てワンステップ化した。
もう京阪バスエアロスターK自体が少なくなっており、山科と大津で最後の活躍を続けている。このスタイルは中古として地方ではまだ見ることができるが、それも徐々に減ってきている。外装を含めほぼそのままの形で譲渡された京阪京都交通でも廃車が始まった。