北部九州・2日目

朝は6時過ぎにネカフェを出る。この日は朝から雨降り、したがってシャッタースピードも落ちるため走行写真が撮りづらい。

長崎県営バス。普通車は真っ赤なカラーだが、長距離路線・高速・観光はこんなカラーリング。

民営の長崎バス。坂の多い長崎だけに、こないだ入ったこのノンステップ車は車高を高めた特別仕様。
高速バスで長崎県北部の佐世保市へ。

佐世保市営バスの旧塗装。ギャンブル輸送に使われるだけに普段はおそらく予備車。



ここから、昨日辿るはずだった路線バスだけで佐賀県縦断をやってみる。
1.佐世保バスセンター〜伊万里バスセンター(西肥バス・1時間950円)
一日数便ある伊万里行で早速長崎県脱出。25年前のオンボロ車から見える沿線風景はさすがに田舎道ばかり。県境を越える路線はこの他にも有田行きがあり、こちらの方が便数が多い。

降り立った伊万里バスセンターは路線図・広告ともに目張りが多い、さみしいターミナル。なんかデパートのような大きな建物だが、既にテナントはすべて撤退していて上層階は廃墟と化している。
2.伊万里バスセンター〜唐津大手口(昭和バス・1時間1000円)
次は唐津市へ。30分後にやってきたのは九州以外では殆どいない日野+西工の中型ワンステップ。途中国道の渋滞で次への接続が危ぶまれたが、20分遅れで到着。40分の余裕でよかった。大手口は伊万里より全然ましで、窓口も営業しているし周辺も活気がある。

3.唐津大手口〜佐賀駅バスセンター(昭和バス・1時間40分1150円)
次は今回の最長路線。車両はさっきのより1年古いだけ。少し寸法の小さい独特の方向幕。こちらは途中いくつかバスセンターを経由したが、どれも伊万里以上に虚しかった。

降り立った佐賀駅バスセンターはかなり綺麗なターミナル。バス操車部分も乗り場のすぐ前で撮影もしやすい。

佐賀市営バス。大型車よりも中型車の方が目立っていた。

祐徳バス。このご時世に未だに公式サイトが存在しないため、かなり謎。
4.佐賀駅バスセンター〜西鉄久留米(西鉄バス佐賀・1時間900円)
この区間は3路線あるが、すべて合わせるとそこそこ本数がある。そのうち特急便は全線一般道経由なのに高速用の車両を使う贅沢な路線。乗降に時間がかかるのは言うまでもないが。

降り立った西鉄久留米駅はJRよりも栄えている。写真も停留所に停まっているのはなかなか厳しいが操車や走行は良好。

西鉄グループ以外では殆ど採用例がない三菱+西工の中型車。この頃の西工中型車はシャシーにかかわらず全てワンステップになったのが魅力(但しリーフサスのみ)。

西鉄バス久留米の前身、南筑交通時代に導入されたオリジナルカラー。

堀川バス。福岡のバス会社では珍しい非西鉄系。地方によっては頻繁に見られるこの車両も福岡県内ではかなりレア。



無事に佐賀県を縦断したら、高速バスで福岡空港へ。この時初めてB型高速バス(路線バスベースの車両)に乗ったのだが、確かに乗り心地は悪く、あまり長時間乗るものではない。しかし一般車両の何分の一も費用を抑えられるのは魅力。

福岡空港の無料シャトルバスで活躍するのは、西鉄では数少ないノンステップバス。以前は一般路線で使われていた。ノンステップでは珍しく4枚折戸なのは在来車と合わせているから。


この後は香椎に寄ったりしたあと天神で1泊。