12:50 尾道駅
駅に着いてまず目に付いたのが、映画「男たちの大和」の撮影で使ったという原寸大の戦艦大和があるという宣伝。でも映画にもミリタリーにも一切興味がないのでスルー。
その尾道駅のすぐ裏に聳え立つ山。頂上にお城とホテルがある何ともいえん光景。
そんな尾道を走るバスの中でも最大勢力を誇るのが市営バス。
標準ノンステップ仕様のレインボーやエルガミオが入ってもしぶとく生き残ったRKとRD。どちらも国内の営業車では殆ど残っていない。
とりあえず三原方面への乗り継ぎの為「登山口」行きに乗る。終点で降車の際、乗り継ぎ券で尾道〜三原間が通算運賃になるというものだが、バス停に貼ってあった乗り継ぎ時刻表には尾道市営側はそこそこ本数があるのに、三原市営側は一日数便しかない。でも確か三原側にはその時刻表には載っていない中国バスの便があったはず…。
13:18 登山口バス停
乗り継ぎ券を貰って降車。しかし時刻表にはやはり三原市営の便しか載ってなかった。中国バスは廃止にでもなったのだろうか?
どっちにしろ三原市営の次の便は2時間待たないと来ないし、周りは工場しかないので、尾道市営の次の便*1で駅に戻る。
14:30 三原駅
駅前の歩道が木で出来ていてちょっとびっくり。その駅前にある天満屋三原店はこの3月でテナント撤退するので、只今閉店セール中。どうりでバス待ちの客が皆天満屋の紙袋持ってたわけか。
ここ三原にも市営バスがある。しかしあまり先行き長くないらしく、近々民間に譲渡するつもりらしい。
市営バス名物?な二段窓の現行エアロスター。多分全国でここだけ。
その市営バスの「西野経由本郷駅行き」に乗る。これがまた相当な狭隘路線。しかもなぜかこのときは結構通る車が多く、何遍も離合を強いられていた。その他にも、東行きのバスに乗るはずなのに、間違えてこちら(西行き)に乗った客*2のために無線でその逆方向に行くバスを呼び止めたり、客と運転手がべらべら何か話してたりと、なかなか田舎のバスという感じがした。
16:05 本郷駅
一時間かかって本郷駅へ。ここは今でこそ三原市だが、昨年の合併前は本郷町だった。その30分間隔でしか電車が来ない田舎の駅から福山へ戻る。
17:00 福山駅
帰りのバスの発車時刻の19時まで時間があるので、適当な路線に乗って時間つぶし。ここには中国バス・井笠鉄道・鞆鉄道のバスが発着するが、中国バスと井笠鉄道は関西からはとうに消え去った古いバスがしょっちゅうやって来た。鞆鉄も5Eとかが運用に入っていたが、古いバスは都営や西武バスなどからの中古で代替しているので、まだ前2社に比べると車両の若返りが進んでいた。*3
まだ残っていた5EのCJA。いすゞのC系に乗ったのは京都市バスの車両が廃車になって以来10数年ぶり。
高速バス発車30分前に乗り場に向かうと、30〜40人くらいの客が待っていた。広島行きや神戸行きが来てもあまり減らなかったので、大半が京都行きの客かと思ったら、その大半は40分も遅れてやって来た大阪行きの客。京都行きはその3〜4分の1の十数人。
19時数分前にバスが入場。ラッキーなことに3列シートの夜行仕様。貸切転用で便所すらなかった行きとは大違い。自由席で3列なんて他にあったっけ?
23:10 四条河原町
ほぼ定刻で到着。道も混んでなくスムーズに行けた。ただ最後の停車のときの客待ちタクシーが厄介だったが…。