地図より


『弥助の碑 南無阿弥陀仏』なるポイントが仙台市若林区の蒲町付近の追分にある。南無阿弥陀仏とは碑文のことだが、そんなのをわざわざマップに入れるのは珍しい。
弥助とはかつてこの地に居住していた既婚の百姓で、旅先の畿内で不倫してしまう。不倫相手を見捨てて陸前に戻るも、追ってきた不倫相手は弥助が既婚だったことに打ちひしがれ投身してしまう。これは道しるべ兼用の不倫相手の慰霊碑ということだが、正妻は果たして旦那が道中に不倫していたこと、その不倫相手が遠路はるばるやってきたこと、しかもその後自害したことに何を思ったのやら。