なりたい職業

人気職業ランキング(2018年11月)【13歳のハローワーク 公式サイト】より。ここから色々ネタを引っ張り出してみる。
まずは上位、大体20位くらいまでを見てみる。20のうち医療系が8つを占めているほどの人気ぶりだが、その高収入ぶりでも注目されているのだろうか。調理系・教師系・スポーツ選手・歌手といった定番に混じり、何故か6位に漁師があるのが謎。だが漁師は近年後継者不足の深刻化が進んでいるので、こうやってなりたがれるというのは良いこと。
この中でなるのが難しいのは、医者云々をぶっちぎっての断トツトップで声優。あまり流用が利かない特殊な技術が必要な上に、需要と供給のバランスが異常なほど供給に偏っており、更にブームが後押しして志望者が無駄に増えていっている。相当な能力がない限り、声優になりたいとかいう考えはさっさと捨てたほうが無難。


ランキングは1000以上の職業が入っているので、以下変わった職業を取り上げてみる。

80位…ナニー

パッと見では何をするのか全く想像もつかないが、いわゆる乳母のこと。

138位…いのちの電話相談員

また随分ピンポイントなのが出た。相談員の養成は一応なされてはいるものの、研修を1年以上も受け続けなければならない。

183位…フレーマー

額縁の制作、額縁職人。いかにも裏方である額縁の、それも作る方に憧れるとは大したもの。

210位…マーシャラー

空港で飛行機相手に旗を振って誘導するアレ。航空系といえば高い英語力や視力が必要なイメージがあるが、これもそれなりの英語力が必要。

236位…パチプロ・464位…競馬予想師

よくスポーツ紙やオッサン向け雑誌に載っている、胡散臭い広告でおなじみ。予想屋なんて適当なことを言っているようにしか見えない。

243位…筆耕

筆を使っての宛名書き。パソコンの普及で需要が減っているため、賞状書士あたりにクラスチェンジした方がいいかもしれない。

307位…歩荷

ぼっかと読む。登山などで代わりに荷物を背負って運ぶ人の総称だが、ヘリの普及でもはや絶滅危惧。

346位…ハブ捕り名人

随分マニアックな職業。これを選んだのは間違いなく奄美か沖縄の人間だが、そもそもハブ自体日本ではこの南西諸島にしかいない。

363位…クワガタ養殖

カブトムシではなくクワガタ専門。既にムシキングのブームも去ったため、今後どれだけ需要があるかは不透明。

414位…戦場ビデオジャーナリスト

いわゆる戦場カメラマン。命知らずであることもそうだが、不倫をしないことも条件。

438位…珍しい虫の養殖

要するにただの虫マニア。養殖とっても需要なんてあるはずもなく、その売り相手もまたマニア。

482位…舞妓・芸者

京都の場合、京都人がなることはかなり少なく殆どは修学旅行などで見て憧れた地方人。また中卒でこの世界に入るのが基本なので、一度辞めるとリカバリが困難。

509位…鵜匠

鵜飼い。国家公務員であるというのは有名な雑学ネタだが、正確には長良川の鵜匠のみ宮内庁お抱えの国家公務員。