撮影写真より


九州産交バス177(KL-HU2PMEA)
純正ならブルーリボンシティとなるところを西工で架装。KL-HUと西工96MCの組み合わせは、産交と西鉄くらいしか導入されず、且つ両社とも1回のみに終わったため、同じ日野でも中型では若干数が九州向けに生産されたが、それよりもはるかに希少。産交バスでは3台在籍し、いずれも'02年式ながら今も現役。

後ろからの見た目はMPに似ているが、エンジン通気口はMPよりも大きめで、前輪ハブがMPと異なる。その前輪ハブはLVと似ているが、これも厳密には形が違う。そして日野の伝統なのか、58MCの頃から引き続いてテールランプの位置が低い。当時他のメーカーはいずれもガラスのすぐ下であり、のちにPJ-LV/KV向けでは、純正のエルガに合わせてこれ以上にかなり位置が下がるが、フェンダーや窓枠が変更された改良後の車体であり、改良前の車体ではHUだけの仕様。どことも似つかない位置は見比べると明らかに違和感。テールランプの間にある点検用の蓋も、純正同様日野の伝統装備の一つ。