最早日本最後となった立山のトロリーバスの運転席。ハンドルと右側の機器はバスなのに、他は普通に鉄道。メーターもパネルの時点で完全にオリジナルでバスとは全く異なる。
車台自体は三菱製なので、ハンドルも80年代中盤から90年代前半まで見られたふそうのハンドル。平成8年4月製造で、この当時のふそう大型路線はエアロスターMの最末期、KC-MP217/617だった頃。モデルチェンジするのはこの半年後で、翌シーズンからの導入であればハンドルの形も変わったかと思われる。
外観も、前輪ハブにしっかり三菱マークが入っているが、当時路線バスではほぼ採用が無かった10穴ナットホイールなのでちょっと違和感がある。他にもヘッドライトは、初代エアロバスやトラックのファイター、ザ・グレートと同じパーツ。この頃のふそうの特注車は、車体に関わらずよくこのヘッドライトだったので、これだけで大体見分けがつく。