地図より


国道9号線の京都~亀岡間の山間部、桂坂のすぐ北。今昔マップで見たところ、元々この部分は川に沿って一度左側に寄ってから右に大きくカーブしていたようだが、今は改良によりゆるやか且つシンプルな右カーブ。今の地図にも載っていないこの荒れ果てた道が旧道ということになるが、整備されたのが'60年代以前の話であり、国道の名残は残っていない。旧道は私道のようで、立入禁止。
京都~亀岡の山間部は、明治期の地図ではここ以外にももっとカーブが多く描かれていたが、改良によりカーブはかなり減った。今も旧道でまともに残っているのは、現在は共に歩道となっている老ノ坂トンネルと王子橋くらいしかなく、残りは改良・私有地化で殆ど消滅した。