地図より







国道27号線~9号線のバス停の待合所(升谷橋・下山・富田・園部大橋・篠・国道王子)。やたらでかでかとバス停の名前が書いてあり、この沿線は同じようなスタイルのバス停が頻発するが、これらは全て旧京都交通が設置した待合所。白く塗りつぶした下に『園部・福知山・舞鶴天橋立・京都四条河原町祇園方面行き特急/快速バス乗り場』みたいなことが書いてあった。塗りつぶしただけなので、このように劣化してくると浮かび上がってくる。いずれも標柱ではなく壁に時刻表が貼ってある。
これらの特急・快速バスが運行されていたのは、旧京都交通が倒産した04年まで。その後、バス停自体は代替した京丹波町営バスや京阪京都交通が現在も使用しているが、亀岡~京都を除き(ここでは篠・王子)現在は割と短距離の路線が一日数便程度通るだけ。最盛期は30~60分間隔で長距離路線がバンバン通っていた面影は全くない。倒産直後に要因となった山陰本線京都~園部間の複線化が完成、その後飛び地の高速道路だった京都縦貫道も名神高速舞鶴若狭道に接続し、こんな過疎地の国道を延々通る長距離バス路線は100%先ず復活はしないと言っていい。
尚、このうち篠は道路改良に伴い待合所も建て替えられて消滅した。いずれの待合所も老朽化が進んでいる。