SV・その50

最強ミュウツーレイド。DLC配信前のVer1では最後のイベントでもあるためだいぶ前から告知され、オリジナルのロゴやグッズにキャンペーン、チラシまで作り、相当プロモーションに注力していた。
9月1日というのは、DLC配信直前の朔日というきりのよさもあるが、本当の意味は、初代赤緑のグレンタウン内ポケモン屋敷にて、所々に置いてあった日記の日付の一つ。ミュウの発見やミュウツー開発について記されているが、手に負えないほど強力であることが初めて記されたのが9月1日。日記の存在は覚えていても、日付までは普通は覚えておらず、そこまでするかと言いたくなるくらいのこだわりぶり。


レイド要員は、ほぼどこを見ても「虫テラスのミュウ」一択。この1ヶ月ほど、ミュウツー対策用にどうぞと、ハッサムサザンドラなどのレイドが行われていたが、彼らに対抗する技を覚えていることもあり、ミュウツー要員としては殆ど役に立たず、使うにしても超上級者向けといったところ。ミュウもミュウで、配信の際は『キミだけのミュウを仲間にしよう』というのが当初のコンセプトだったのが、どいつもこいつも虫テラスに仕立てられ、完全に対ミュウツー専用マシンにチューニングされてしまう始末。DLC努力値を消せる新機能が搭載されるとはいえ。
虫テラスミュウが4体集まってこそようやく可能性が出てくるくらいの強さであり、故に倒すにはオンラインがほぼ必須のため事実上課金しないとクリア出来ない。一種の課金誘導ともいえる。


ミュウツーの行動は、最初からバリアを張った上でいきなりから「めいそう」を積みまくり、「サイコブレイク」を連発。テラスタイプ一致につき一撃がかなり痛いが、最大のキモは、バリアが消えたと同時に「ねむる」で全快、更に「カゴのみ」で即覚醒。この”ねむカゴ”は対人戦ではメジャーな戦法だが、これを野生が使ってくるのはさすがミュウツーといったところ。全快してもさすがにバリアは張り直さないが、時間が経過していることもあり、ここからの撃破はほぼ絶望的。バリアが消えると本気を出して「れいとうビーム」など他のタイプの攻撃も加えてくる。


こちら側の行動。テラスタルしないと話にならないため、先ずは攻撃してゲージを溜めるが、並行して「ひかりのかべ」を常に張っておくとやりやすくなる。幸いオーブのチャージを奪ってきたりはしない。
ラスタル出来たら本番。個人的には「きゅうけつ」だと回復も同時に行えるのでお気に入りだが、これも事前にポイントアップでPPを増やさないと持たない。「つるぎのまい」で積んでおきたいところだが、残り時間8割・6割くらいのタイミングで消しにかかるため、消しにくるまでしばらく我慢・消した直後に積み始めると無駄が少ない。攻撃技は1種類だけなので、持ち物は「メトロノーム」で。
最も肝心なのは、バリアが消える少し前の段階で、催眠不能になる「ミストフィールド」か「エレキフィールド」を必ず張って眠りを防ぐ。これをしないと眠られて負けが確定してしまう。
中盤以降で倒されてしまうと、時間もないことから立て直しは困難。応援でもしてサポートに努めるしかない。1人くらいならまだいけるが、倒されると時間も削られることもあり、2人3人とやられるとかなり厳しくなる。



苦労して捕まえると、その手にはしっかりカゴの実が。序盤に出るような動物モチーフの種類ならともかく、伝説がレアでもない木の実を持った状態で捕まえられるのも異例。
尚、もうDLCの配信日も決まったため、重い腰を上げてDLCカードを買っておいた。適合させると、宣伝バナーに適合済を示すチェックマークが入る。