滋賀県守山市の住宅。ごく普通の家で、推定築数年~十数年でそこまで古くなさそうだが、この場所は県道42号から続く道路の拡幅用地であり、車道に沿った手前2軒分の幅に当たる家は既に解体され更地になっている。これが古い家ならまだ分かるが、ここは周辺の状況から、近隣の家共々近年に分譲住宅として売られていた土地と建物と思われる。
道路の拡幅計画は時間がかかる故に大抵かなり昔からあるものなので、用地買収の可能性があるという説明をしないままデベロッパーが売ったのか、それを分かった上で買うなり借りるなりして住んでいたことになる。だが長く住まないことが分かっているのに、デベロッパー側からわざわざ家を建てて貸していたとは考えにくく、そういう短期の土地活用なら普通はコインパーキングにでもする。まさかデベロッパーが道路計画を知らなかったとはあまり思いたくないが。