ソードシールド・その11

キルクスのジムをクリアし、その後のホップ戦もクリアしていれば、9番道路の途中でイベントが発生し、エール団を倒すと清掃員が新タイプの自転車をくれる。水上も走れるようになり、陸⇔水上をノンストップで走り抜けられる。ダッシュも可能なので、使い勝手は陸上と全く同じ。前作までの、水面で一々チェックして水面に移動したり、そもそもコマンドから「なみのり」を選ぶわずらわしさはもう過去のもの。ただ今作は全体が離島だったアローラと違い内陸メインなので、解禁されても活かす場所が殆ど無いのが現状。せいぜいワイルドエリアの一部の場所が行けるようになったくらい。
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9番道路後半は水上の迷路。実質的な「〇番水道」だが、今作で水上移動が必要な道路はここしかない。水上は叢が無いので出現種はシンボルエンカウント固定。しかしテッポウオタマンタマンタインはトビウオのように突然飛び出して消えるので回避が困難。逆にホエルコは動きが遅いものの、でかいので道を塞ぐ。右上の青い物体は新種の「オトスパス」。こちらを見つけると普通に泳いでくるのに、水タイプは無く格闘タイプなので、扱い上はワンリキーと同じ。剣盾の新種は名前は割と面白い種類が多いが、タイプはやっぱり見た目と全く異なる種類が少なくないので、実際に確認しないとバトルで詰まる。
トレーナーも、水道恒例の海パン・ビキニは、極寒だからかかなり数が少ない。完全に場違いなカラテ王が複数配備される始末。常にあられ天候なのも野良・トレーナー戦ともに厄介。



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次のスパイクタウンに入るには、裏口でマリィに勝つことが条件。切り札はやっぱり「モルペコ」。すぐ近くでも野生で出てくる。いつもの進化しない電気タイプの小動物枠ではあるが、独自の新特性「はらぺこスイッチ」により、毎ターンごとにタイプが電気と悪で交互に変わる。発売前から大々的に宣伝していたが、どんな行動でも変わるので、見た目とは裏腹に運用がかなり難しい上級者向けのポケモン
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スパイクタウンは完全屋内型の町…というか、先に進むと自動的にジムチャレンジが始まるだけなので、実質的な町の機能はポケセン以外ほぼない。ジムチャレンジ、というよりはエール団のアジトに乗り込むのをジムチャレンジという扱いにしてるだけ。ここまで道を塞ぐくらいしか目立たず、従来の悪役と比べるとかなり出番が少ないエール団だが、ここでは頻繁にバトルになる。途中でBGMの旋律が変わるポイントがいくつかあるのが印象的。町自体も荒廃しており、サンムーンのポータウンとポジションがほぼ同じ。
一番奥でリーダーのネズと対戦。本人のこだわりで、ここだけダイマックス無しという特別ルール。というかその方がこちらとしても楽。スタジアムではなくただの広場だからというのも理由かも。BGMもオリジナルで、他のジムとは一線を画す。でも最後の握手はやっぱり欠かさない。戦闘後にマリィが現れ、この2人が兄と妹であることが明かされる。悪役の一味である兄、序盤から主人公の前に定期的に現れる妹…何となくサンムーンでのグラジオ・リーリエのオマージュでも入っているか。たまに博多弁になるのがちょっと意味が分からないが。
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ここだけジムチャレンジクリア後でも入ることができ、寧ろそうしないと奥に隠してある「こだわりメガネ」が取れない。「とつげきチョッキ」も、水面を移動可能後に行けるワイルドエリア内"げきりんの湖"にあり、今作はこだわりシリーズが全種クリア前に拾えるようになっている。前作までは全てBP交換のみだった。