撮影写真より


乗車扱い中の東鉄バス。よく見ると入口である中扉の折戸が片方しか開いていない。
これは中古バスを導入した地方のユーザーによくあることで、中扉が4枚折戸の都心仕様の車を導入したはいいものの、別に一度にそんなに客が乗ることもないのでここまで広い入口は要らないし、使うにしてもドアエンジンのメンテナンスも2つ分必要になる、更に整理券発行機(+事業者によっては磁気又はICカードリーダー)も左右2つ分必要になるので、そこまでのコストをかけるくらいならいっそ片方のドアエンジンを切ってしまおう、ということで片方は普通に使うもののもう片方は締め切り、という例が少なくない。締め切りにする場合、大抵は出口に近い中扉から前の面積を増やすため後側の折戸しか使わなくなることが多い。
尚、東鉄のこの車は親会社である名鉄の中古だが、自社発注車にも4枚折戸が存在しており、こちらはエリアに関わらずちゃんと4枚とも使用している模様。基準は不明。