今日の京都は京まふの2日目に水樹奈々ライブ、バスまつりにサンガ戦と集客率の高いイベントが目白押し。このうちここで扱うのは勿論バスまつり。
今回は所用で11年ぶりに開場後に来場。特に欲しい物もなく、一応京阪バスのバスコレは40分並んで買ったが、予想通り閉幕まで普通に売っていた(但し宇治交通については11時前後に完売)。特に人が多かったのは京阪バスブースの他に京都市・奈良交通辺りが目立ち、このへんは歩くことすらままならないくらいの混雑ぶりだった。最も人気が高い大阪市ブースは1時間で廃品を全部売り切ったため、以降は閑散としていた。
正午前後に軽く雨が降り、それ以降も曇り空。バスまつりで終始曇っていたのは随分久しぶりで、おかげで毎年真夏並に暑かったのが今年はかなり涼しかった。今年も昨年同様物販と車両展示を分離した結果、雨宿りしやすかったのも好印象。
午後、会場近くで煙が上がり始める。たき火や焼き肉とかではなく明らかに建物が燃えている火事の煙。大量の消防車や救難ヘリまで飛んでいたので、煙が上がっている方に見に行ったところ、民家からおぞましい勢いで煙が噴き上がっていた。鎮火した民家は全焼、死者も出るほどだったが、バスまつりには影響なし。マスコミも多数駆けつけ、あとでテレビをチェックしたら自分がしっかり映っていた。
いつものように4時で終了…だったのだが、いつも10〜15分前に終わるはずのステージイベントがまだ続いていた。ブースも片付け始めているのにステージだけまだ続いているのは例年にない光景。
展示車両リストは以下の通り。●印が製造後1年以内の新車、赤字が車内を公開しなかった車両。今年は古い車両の展示が比較的多かったため、新車は久々に10台を切った。写真等は後日。
今回は和歌山バス那賀が出展なし、南海ウイングバス南部・神鉄バスは親会社との共同ブースで物販のみの出展。非加盟の事業者では、全但バスとはとバスが物販で出展。尚、近鉄バスについては今回は何故か不参加で、グッズすら全く出展されなかった。比較的規模がある事業者で初出展以降欠席するのは、合併により会社ごと無くなった京阪宇治交通を除きこれが初めて。
・京都市交通局…日野KV+西工(1441) └100周年記念カラーより、梅津所属のピンクのバスが登場。展示車唯一の西工。 ・南海バス…セレガ(・157) └高速バスの展示が多い南海バスは夜行バス。例年車内開放を殆ど行ったことがなく、今回も終始非公開。 ・江若交通…エルガミオ(・556) └昨年末にスルッとKANSAIに加盟したことにより、特別参加だった第7回以来久々の登場となった江若バス。この車両は自転車搭載バスで、フロントバンパーを改造して自転車ラックを取り付けた。 ・神戸交通振興…シティーループ(643/めりけん) └毎年シティーループ専用車を持ってくるが、実は毎年違う車。 ・大阪空港交通…セレガハイブリッド(2820) └空港リムジンバスで、よく京都駅行きに充当される車両。 ●京都バス…ブルーリボンII(124) └大型車はしばらくエルガやUDの導入が続いていたが、今年は4年ぶりにブルーリボンIIが復活。 ・伊丹市交通局…エルガ(・932) └第6回にも登場した、全国的にも極めて珍しいエルガのツーステップ+前後扉。基本的に貸切用で、運賃箱等も付くが路線バスには殆ど使われない。かなりマニアックな車種選択。 ●京阪バス…セレガ(H-3232) └直Q京都なんば線専用車。今回発売されたバスコレのうちセレガはまさにこの車がモデル。 ●阪急バス…エアロクィーン(2990) └3列シートの最新車。今回より車間距離レーダーを装備したため、フロントのナンバー位置がずれている。 ・山陽バス…エアロクィーン(3038) └夜行バス用。阪急バスと違い旧型のエアロクィーンで、元は夜行バスの共同運行先だった立川バスが撤退する際に譲り受けたもの。 ・阪神バス…セレガ(457) └空港バス用のタイガース号。この車も過去に何度か出展されたことがある。 ・神姫バス…ワンロマ車(4190) └顔は初代エアロバス、前輪より後ろはエアロスターMという、いわゆる観光マスク車。今回の出展車の中では最大の隠し球といえる。ちなみに残り8台。 ・奈良交通…ブルーリボン(・283) └バスまつりではおなじみとなった八木〜新宮間の特急バス。今回は来年の同線開業50周年とその記念の乗車券セットのPRも兼ねている。 ・神戸市交通局…ボンネットバス └年2回のみ公開の「こべっこII世号」。そのもう片方のイベントである地下鉄名谷車庫一般公開は、今年は例年より1ヶ月早い来月の開催。 ●大阪市交通局…エアロスター(12-1645) └次クールより放送予定のNHK朝の連ドラ「純と愛」のラッピングバス。大阪放送局制作のため、舞台は大阪大正区(と沖縄)。 ●京阪京都交通…ブルーリボンII(N607) └6月の京都市市営交通100周年イベントにも登場した。ナンバーからニコニコ号とも呼ばれる。 ●高槻市交通部…エルガミオ(3275) └その筋では有名だった、西工が特注で製造したツーステップ+短尺+前後扉の中型車の代替。普通の中型ノンステップになってしまった。 ・京阪宇治バス…UD+富士重工7E(4082) └昔はどこにでもいた、何の変哲もないツーステップバス。古いバスを敢えてこういう新車が集まりやすい場に持ってくる、その英断は素晴らしい。 ●尼崎市交通局…エルガ(23-556) └実はこれが3年ぶりの新車。エルガノンステップの展示も今年はこの1台だけだった。 ・下津井電鉄…エルガミオ(・303) └岡山の加盟3社のうち、今年は下電バスが登場。これも自転車搭載バスだが、江若バスよりも早い導入で、自転車も2台積める。 ・南海りんかんバス…エアロミディMJ(・145) └この車も過去に何度も出展されたことがある。終日車内非公開は親会社譲りで、元々地味な事業者であるが故に出展車の中で一番人がいなかった。 ●水間鉄道…ポンチョ(1379) └今年は例年のエルガミオと違い、昨年末より実証運行を開始した貝塚市コミバス「は〜もに〜ばす」用の車両を出展。 ●和歌山バス…エアロエース(・522) └今年も高速バスを出展。和歌山〜首都圏間の夜行バス「サウスウェーブ号」に新たに登場した、プレミアムシート付きの「サウスウェーブ・アゼリア」。車内は午後の1時間のみ公開された。 ・しずてつジャストライン…セレガ(・653) └今年も前日に静岡を発ち、この日の朝に大阪に着いた夜行バスがそのまま京都に直行してきたしずてつバス。ちなみに昨年とは違うナンバーの車両。