BW2・その9

今回BW2自体はあまり関係なく、本日より3DSで配信が開始されたDLタイトル「ポケモン全国図鑑Pro」を使ってみた。1500円と3DSのDL専用タイトルとしてはずば抜けて高いが、ごく一部を除いたほぼ全てのポケモンのデータを網羅、アルセウスアンノーンも全フォルムが3Dで完全収録されている。普段の体勢や攻撃時のアクションを自由な視点で見ることができるため、オニスズメオオタチが妙に動物チックでリアルに動いたり、普段は見えないマンムーラルトスの目が見えたりと、本編をやっている間ではまず気がつかないところが垣間見えて面白い。
ポケモンには当然解説も付いており、本来隠しステータスである種族値こそ強さの目安として大まかな目盛りで表示されているのみに留まるが、他は特性の説明(しかも夢特性はわざわざ色分けして区別してある)からタイプ別のダメージ倍率、更に覚えるわざが教え技含めBW1・2準拠で全て明記されている。加えてわざについても全て解説が付いており、これも教え技含め覚えるポケモンが一目で分かるようになっている。こういう解説はいずれも攻略本で事足りる内容だが、量が量だけに辞書並みにごつくなる(1種類1ページとしても700ページ弱、わざも加えると更に増える)ので、それがここまでコンパクトになるだけでも買い。
他にも、この図鑑は何故か全ページが日本語と英・仏・独・伊・西の6カ国語に対応。中でもユニークなのが、各ポケモンの項目を参照した際にそのポケモン名を読み上げてくれるのだが、言語が変えてあるとその言語で読んでくれる。今までどう読むのか分からなかった名前もこれでばっちり。
そして上記に「ごく一部を除くほぼ全て」と書いたが、そのごく一部、というより唯一収録されていないポケモン…第5世代第三の幻ポジションに当たるゲノセクト。幻だけに当然来年の映画のメインということは前々からバレバレだったものの、例年よりも大幅に早い今日という段階で来年の映画の存在と共に正式に公表、しかも来月に無料配布を行うとのこと。同じポジションにあるアルセウスがダイパ発売から公表まで2年半もかかったにも関わらず、BWは発売からまだ2年も経っていない。映画公開の際の配布はビクティニのようにわざや夢特性で区別するのだろうか。


もう一つ、全国図鑑にはARマーカーを使った撮影機能もある。それぞれの図鑑項目にあるARマーカーを使えば様々な合成写真が作れるのだが、肝心のマーカーをどこで調達してくるのかが公式に載っていない。まとめwikiにあるものを印刷すればよいだけだが、どこかよそのブログに載っていた、図鑑項目にあるマーカーを一旦携帯やスマホなどで撮影し、それを3DSで見て認識させる、という手段であれば印刷なしで強引にARを出現させることが可能。3DSのカメラで撮る以外にも、手持ちの画像に合成することも可能だが、画像サイズは予め400×240にする必要がある(640×480・640×320にも対応しているが、強制的に中央を中心として400×240にトリミングされる)。
試しに合成させてみた画像がこちら。

国道1号線、東京・神奈川県境にて。比率は適当。



アルセウスの高さは3.2m、ということでほぼ同じ高さを持つバスと比べてみた。全てを創造した割に意外とコンパクト。



広島県三次市にあるJR三次駅に降り立ったキリキザン。人型は比率が分かりやすいので合成が楽。



田舎のバス停に佇むゾロアークさん。