鹿児島市

鹿児島に来訪したことにより、国内で未踏の県は北海道・秋田・岩手・沖縄だけになった。

鹿児島市営バス。ツーステップ時代は降灰対策のフロント1枚ガラスが特徴だった。エアロスターなのにわざわざ死角の確認窓を塞いである、サイドミラーの左右ともに付く行き先表示の確認専用のミラーなど、公営らしく他の装備も特徴的。



市営バスと比較的良好な関係の南国交通。写真は東急バスの中古で、本来フォグライトがある場所に上手いこと反射ステッカーが貼ってある。ふそうエンブレムも後付け。



南国交通一般車を後ろから。テールライトが京都市バスと同じ田の字型。



市営バスのライバル・鹿児島交通。ここ10年はほぼ中古車で占められている。写真は国際興業の中古で、戸袋内部には国際興業時代の薄い緑色が今も残っている。他の中古車も基本的に外装の色以外はほぼ元事業者のままで、車内は車番を剥がした跡や彩の国と書かれたステッカーがそのまま残っている。シートもそのままなので、例えば都営バスの中古だとみんくるが未だにシートに残っている。



いわさきバスネットワーク。同じいわさきグループである鹿児島交通鹿児島市以南で運行するのに対し、こちらは以北。一部鹿児島交通と見た目が殆ど同じ車両がいる。写真は元小田急バスのリフトバスだが、車椅子マークすらなくリフトが使われている様子は全くない。



比較的地味な印象のJR九州バス北薩線。JR九州バスの一般路線も、気づけば残りはここと直方・嬉野の3路線のみに。



この車はUA521というV8エンジン搭載モデル。通気孔以外の見た目が同じな普通のUA440・460とは全く違う音がする。乗合用途だと、市営バスと鹿児島交通以外には北海道やJRバス関東宇都宮支店などごく僅かしか採用例がない希少車。テールライトは南国交通と同じ田の字型だが、配置が逆。




最近の鹿児島交通、もといいわさきグループのモットー。官とは勿論市営バスのこと。対抗策の一つとして、ただでさえ比較的安い鹿児島のバス運賃だが、初乗りが市営バスの180円に対し150円まで下げて猛攻。ただ、官より民といっても公式サイトくらいは作るべきだと思うが*1



一方の市営バスは新車をオールノンステップにして対抗(鹿児島交通は未だ0台)。写真は今年の新車・ブルーリボンII。他にも回送のLEDでは隙間を使って安全・快適等をアピールしたり、終点の車内放送では「次もまた市営バスのご利用をお願いします」と言わせたりと、こちらも必死。

*1:鹿児島交通・いわさきバス共にグループポータルサイトに名前があるのみ。路線規模が広い割に公式サイトが無いのは全国のバス会社の中でも異例