撮影写真より


泉北高速泉ヶ丘駅と南海高野線金剛駅をニュータウン経由で結ぶ、南海バスの狭山コミュニティバス。ノンステップなのに、固定窓にホイールキャップ、全席ハイバックシート(リクライニングなし)とえらくグレードが高い。行き先表示がLEDにほぼ統一されている南海バスでもかなり初期にLEDを採用した例で、のちに入った他の車両とは色や系統番号などが異なる。大阪府流入車規制のステッカーが適合車(青)ではなく経過措置対象車(緑)となっているため、もうあまり余命は長くない。
この車を含め、南海バス近鉄バスの大型車は、長らくリヤナンバープレートがバンパーに付けられていた。エンジンリッドとほぼ同じサイズの大型広告枠を取り付けるためで、両社とも00年あたりの車両まで続けられた。バンパーにナンバーを装着するのはこの2社くらいで、これのおかげで、特に南海バスは全国に飛び散った中古車でもすぐ見分けることが出来る*1。が、無理矢理付けられた例が多いのであまりかっこいいとは言えない。
しかも中には、この車のように広告枠を付けない車もバンパーにナンバーが付いている。他車と揃えるためかもしれないが、広告がない分余計にかっこ悪い。

*1:近鉄バスも中古車を流出しているものの、基本的に近鉄グループ内のみ