全日本教職員組合、いわゆる全教の教育研究集会がみやこめっせで始まった。この全教は共産党系の集団であり、右翼にとって目の敵。ということでこの周辺に全国から右翼が大集結、おぞましい数と爆音で「全教粉砕」「日教組解散」を叫び倒していた。みやこめっせ周辺道路は封鎖され、路地の出入り口にまで機動隊が張る始末。ちなみに会場のみやこめっせは関係者以外の一般市民ですら入れず、正面は数日前から完全封鎖。その時点から既に開催に反対する右翼がどこからかやって来て、警察に捕まったりした。
暇だから街宣車でも眺めることにした。これほどまでに街宣車が集うことはこれ以外だと終戦日の靖国くらいじゃないか?パッと見だと、SUVやマイクロバスが多め。珍しいところではキャンピングカー、どこかの政党の中古演説車、どっかから借りたのか張り紙だけした普通のベンツ。アメ車もそこそこいたが、なんで右翼なのに外車、しかもかつて激しく戦ったはずのアメリカ?もしかして親米派だとか?
バスはさすがに古いの多め。一番新しくて15年落ちあたりのレベルだろうか?しかしたまに変わった車やレアな車種が出てくるのが街宣車、ほとんどいないはずの前後扉のマイクロバス、エアロキングのマスクを着けたエアロクィーンK、営業車ではもはや数えるほどにまで減ったモノコックのバスなど宝の山。普通の中古バス以上に見分けは大変難しいが、元事業者も激しく気になるところ。
沿道では写真撮ってる人もちょこちょこいた。右翼マニアなのか街宣車マニアなのか知らないが、よくもそんな命知らずなことが出来るもんだ。右翼に車線変更や路上駐車を注意されるようなドライバーも度胸がある。
尚、全教の京都地区担当である京都教職員組合の公式ページにはこの集会(教育のつどい)のことについてパンフレットと共に記載されているものの、開催場所は「京都市内」とだけあって詳細には全く触れられていない。どうやって右翼は書かれていない詳細情報を知れたんだろう。