伊賀上野〜梅田・新大阪「忍者ライナー」(近鉄バス・三重交通)

このブログ開設直前に上野産業会館〜梅田間に乗車。17年4月に開設したこの路線は、津・四日市京都線開業までは三重県発着の高速バスで唯一西方面へ向かう路線だった。




乗車したのは上野産業会館14時40分発の便。近鉄上野市駅前にあるこの建物、1階が三交の出札所になっている。がどうみても築40〜50年は経っていて、周りの建物の中では明らかに一番古い。
ほぼ定刻でバスが到着。乗客は自分の他にはおっさんが1人乗っただけ。まあ1人よりかは全然まし。一応言っときますが、乗った高速バスの客が自分ひとりだけだった、というのは既に経験済みです*1
因みに車両は黄色いガーラHD。元はここからセントレア行き専用だったが、乗客低迷でセントレア行きリムジンバスのトップを切って廃止、この路線に転用されたもの。


バスは途中の停留所も通過し、そのまま名阪国道へ。この名阪国道は、一見ICなどがあるので高速道路に見えるが、れっきとした一般国道。なので標識も青く、最高速度も一般道の限界の60キロ。但しこのときは降雨とそれによる霧の発生の為50キロの速度制限がかかっていた。でも渋滞はしていなかったので結構スムーズに進める。


名阪国道の終点天理ICから西名阪道へ。ここからやっと正式な高速道路になる。そのまま西進し、松原ICから阪神高速を経て、扇町ランプで降りる。ここで運転士が無線で梅田停留所にいる係員に到着を連絡。
程なくして東梅田の近鉄バスの停留所に到着。このバスはこのまま新大阪へ向かうが、おっさんもここで降りたため、バスは客0の状態で新大阪へ向かっていった。何だかなぁ…。

時刻・停留所
三重交通単独運行だった頃から便数が多い。上野側起点の上野車庫ではパーク&バスライドが可能。※19年6月1日改正:名阪国道上の針・山添に停車。
大阪行き
三交 三交 近鉄 三交 三交 近鉄
三交上野車庫(三重県伊賀市) 7:38 9:18 11:23 14:33 16:33 18:33
上野産業会館(近鉄上野市駅三重県伊賀市) 7:45 9:25 11:30 14:40 16:40 18:40
銀座4丁目(国道422号線沿い・三重県伊賀市) 7:46 9:26 11:31 14:41 16:41 18:41
桑町(国道422号線沿い・三重県伊賀市) 7:48 9:28 11:33 14:43 16:43 18:43
名阪国道山添IC(奈良県山辺山添村) 8:02 9:42 11:47 14:57 16:57 18:57
名阪国道針IC(奈良県奈良市) 8:22 10:02 12:07 15:17 17:17 19:17
梅田(東梅田近鉄高速バス停・大阪市北区) 9:33 11:13 13:18 16:28 18:28 20:28
新大阪駅北口(御堂筋線新大阪駅4番出入り口付近・大阪市淀川区) 9:48 11:28 13:33 16:43 18:43 20:43
伊賀行き
近鉄 三交 三交 近鉄 三交 三交
新大阪駅北口(御堂筋線新大阪駅4番出入り口付近・大阪市淀川区) 8:00 11:10 13:10 15:20 18:20 20:25
梅田(東梅田近鉄高速バス停・大阪市北区) 8:20 11:30 13:30 15:40 18:40 20:45
名阪国道針IC(奈良県奈良市) 9:30 12:40 14:40 16:50 19:50 21:55
名阪国道山添IC(奈良県山辺山添村) 9:50 13:00 15:00 17:10 20:10 22:15
桑町(国道422号線沿い・三重県伊賀市) 10:04 13:14 15:14 17:24 20:24 22:29
銀座4丁目(国道422号線沿い・三重県伊賀市) 10:06 13:16 15:16 17:26 20:26 22:31
上野産業会館(近鉄上野市駅三重県伊賀市) 10:07 13:17 15:17 17:27 19:27 22:32
三交上野車庫(三重県伊賀市) 10:13 13:23 15:23 17:33 20:33 22:38
運賃
元々片道だけだったが近鉄バス参入時から往復割引と回数券を新設。
片道 往復 回数券11枚
1200 2100 12000
山添 1400 2500 14000
伊賀 1500 2700 15000
予約・発券
近鉄バス参入時からネット予約とコンビニ発券が可能になったが、予約席は一部のみなので基本的に車内精算か乗車券の直接購入となる。回数券も車内で発売している。
車両
三交の場合、開設時に新造されたセレガR・FSと空港リムジンバス転用車のガーラHD。近鉄バスは貸切から転用された初代セレガ。尚、ガーラには「三交バスカード取り扱い車」のステッカーとカードリーダーがあるが、本路線ではカードは使用できない。

*1:開設間もなかった山陽電鉄バス三宮〜垂水間。距離も短く、すぐ廃止になるだろうと思ったら、後に増便・運賃値下げ・分離子会社神戸山陽バスとの共同運行、と大幅にパワーアップ。