LED行先表示

路線バスや高速バスのLED式(電光式)の行先表示は、従来の幕式に比べて、簡単に内容が変えられる、夜の視認性が格段に高い、瞬時に行先が表示できる、といった利点があるので、急激に搭載車両が増えています。
しかし、逆光や横の角度からだと、はっきりいって全く見えない。しかも、色が橙くらいしか使えないうえに地色は必然的に黒に固定されます。なので、ちょっとでも光が入っただけでも、結構見えにくくなります。あと、ここからはヲタ的意見ですが、写真を撮る時に、シャッター速度を遅くしないと線が入るし、行先表示がすぐ変わるので、幕が変わる時の面白みがなかったりします。
そんなLED表示、未だに一両も入れてないのは、大手では大阪市バスと京都市バス*1くらいですが、大阪市バスの方は来年の新車の一部に搭載することが決まっています。京都市バスの方は知りませんが、幕車を導入し続ける方が京都市民である自分にとってはありがたいのですが…

*1:京都市バスの場合、運行形態を系統番号の地色(青・橙・白)で示しているから。しかし北鉄や西鉄のように番号や色だけを幕にするという手法なら、LED導入は不可能ではない