撮影写真より


富士山と一里塚。キロポストなんて無かった時代、各街道に1里=4kmごとに目印として、街道の両サイドに塚の上に植えられた木。江戸時代に普及したが、今は開発などで消滅して一里塚跡の石碑だけだったり、残っていても片方だけということが多い。
ここは静岡県清水町、東海道・清水伏見一里塚。東京から大体120km、京都から大体380km。数少ない、両サイドとも残っている一里塚ではあるが、片方は一度朽ちたものを復元したもの。もう片方のこちらは、貴重な江戸時代以来のオリジナル。東海道にはこれが110か所以上存在した。但し一部最初から存在せず8km以上間隔が空いた一里塚もあり、宮~桑名の渡し舟区間にも当然無い。