かつてJR東海バスが運行していた浜松〜京都間の高速バス。1日1往復のみの運行で、浜松発が朝・京都発が夕方と完全に浜松寄りのダイヤだった。扱い上は東名ハイウェイバスの一種とされ、そのためこれよりも短距離な名神ハイウェイバスが全席指定制になって以降も最後まで座席定員制だった。
当時は昼特急を除くと唯一東名〜名神を連続走行する昼の高速バス。停車停留所は浜松駅・京都駅以外にも浜松北・三ヶ日・豊川・岡崎〜岩倉の各バスストップに停車、このうち昼特急が停まる浜松北を除くバスストップにとって、名古屋近郊以外の地域に向かう唯一の路線であり、そのため名古屋インターを通過しなければ停まることが出来ない東名旭・名神春日井・名神岩倉の3つは当路線しか停まらなかった(東名旭のみ、以前は岡崎〜名古屋空港のリムジンバスも停車していた)。逆に関西方面からも、浜松北以外のバスストップに直通する唯一の路線であった。
当路線は06年末に廃止。この区間の高速バスはしばらく昼特急と夜行の京阪神ドリームのみになるが、のちに豊川と当路線が通過していた音羽・本宿については、豊鉄バスの豊橋〜京都間の高速バスが経由することになり、浜松発着の直通便も、廃止から5年後に「浜松エクスプレス大阪号」として事実上復活することとなる。東名上では三ヶ日と浜松西インターに停車するが、一方で京都側は大阪駅まで延伸することで京都駅には停まらなくなり、代わりに名神上の深草バスストップに停車。
