撮影写真より


レクサスIS250Cの後部座席。4ドアであるISのオープンカー仕様車で、ボディ剛性や畳んだ屋根をしまうスペースを確保するため2ドアに減らされている。同時に後部座席も犠牲になり、このようにあぐらをかかないと座れないくらい狭くなる。だがこの車はまだましな方で、かつて同じレクサスが発売していたオープンカー・SC(旧ソアラ)はこれより更に10cm程度狭い上にシートがほぼ垂直に立っており、どう考えても人が座るスペースではなくただの荷物置き。
こんなものを付ける理由は、メインターゲットであるアメリカにある。アメリカではトラック以外の2人乗りの車はスポーツカーとして扱われ、又事故率で車の税率が決まるために、事故率の高いスポーツカーは税金も高く設定されている。なのでこんな荷物置きみたいな極小スペースでもシートの形にして座席と申請すれば4人乗りと見なされ、高い税金もかからなくなるということ。なので日本ではほぼ意味を持たない。