撮影写真より


篠山市の後川で見つけた、姫路学院女子短大・ひめがくキャンパスランドの看板。同系列だったエドモンド大学日本校の看板、「昭和65年4月*1開園予定」の姫路バンブー植物園の看板と共に、近畿・中国地方の田舎に結構残っている。
姫路学院の創立は70年代で、しばらくは特にこれといったことはしてなかった。理事長に地方議員だった旗屋の社長が就くと、バブルということもあってこのような派手なパフォーマンスを行うようになり、実際に短大の横に色々なレジャー施設を作った。
が、バブルがはじけると、バブル後の転落ぶりのテンプレと言ってもいいほど見事なまでに凋落していく。エドモンズ大はすぐに潰れ、キャンパスランドもなくなり、理事長は議員選に落選し自分の旗屋は和議申請、そして残った短大もよそに投げ売り、今は近畿医療福祉大となっている。
校名に姫路と入っているものの、実際は隣接する福崎町にあり、姫路市街地からは20kmほど離れている。今も昔も周辺には何もない上に鉄道駅からも遠く、レジャー施設にするには不便すぎた。
写っているスクールバスも輸入車であるMANのダブルデッカー(二階建てバス)というのもいかにもバブル。当時はバブルにほぼ並行して二階建てバスブームというのも起きており、これ以外にもふそうのエアロキングが在籍し、それも両方とも新車で導入されていた。尚、このモデルは他の車種には必ずある中扉が元々から無かった。

*1:のちの平成2年