阪急京都本線ダイヤ改正

大阪へ行く時にいつも愛用している阪急京都線の来年3月改正が発表された。以下掻い摘んでいく。

特急の淡路停車

ただでさえ停車駅の多い特急に更に停車駅が増える。ただこの淡路前後というのは元々減速地帯であり、又北千里方面と堺筋線方面という2つの路線の連絡駅ということもあり、停車は幾分納得がいく。しかし相変わらず大宮は通過する。

急行を停車駅が多い準急に転換

従来の急行(河原町高槻市間各停・茨木市南茨木・淡路・十三)の停車駅に加え、新たに東淀川区で最もバス便の良い上新庄、地下鉄御堂筋線に連絡する南方に停車。流石にここまで停まると『急行』とは名乗れないのか、6年ぶりに『準急』の名が復活*1。これにより阪急主要3線の全ての他線連絡駅に何らかの優等列車が停まることになる。尚、全日朝夕に運行している快速急行は残るため、急行はないが快速急行はあるという変則事態が起こる。

快速特急通勤特急に転換・通勤特急の停車駅増加、土日朝の特急運用廃止

現在通勤特急は平日朝ラッシュ時のみ、快速特急は平日朝ラッシュ後と夕方、土日の朝夕に運行しているが、このうち平日の快速特急は全て通勤特急に転換、土日は全て特急快速急行に置き換えられ、種別としては完全に廃止される。
その通勤特急、ダイヤ見直しの結果従来よりスピードアップが実現。その余った時間帯は神戸線特急の夙川停車と同じように停車駅増加で埋めることになる。今回新たに停車するのは西院、桂、長岡天神の3駅。これで桂と長岡天神高槻市に続き全種別停車となる。全線通しの所要時間は−1分の47分
土日については朝の特急運用が遂に消滅する。その代わりに通勤特急と同時にスピードアップした快速急行が控えている。停車駅は据え置きに所要時間は一気に9分早い49分。それでも従来の快速特急より5分ほど遅くなる。

堺筋急行堺筋準急に変更

地下鉄堺筋線から河原町方面への相互直通の堺筋急行が平日朝夕に設定されているが、これを全便新設の準急に置き換え、増発する。又、夕時刻の河原町行きは淡路での快速急行接続を理由に茨木市止まりとなる。茨木市で運行打ち切りになる編成も数年ぶりの復活となる。

各便の接続改善

準急と普通は桂と長岡天神通勤特急快速急行に接続。梅田行き特急は淡路で天六天下茶屋行きに同線接続。更に相川における普通列車優等列車連続待避も改善される。

総括

とにかく土日朝の特急廃止は痛い。快速急行が10分近く早くなったとはいえそれでも快速特急には及ばない。通勤特急も特急も停車駅を増やした結果、停車駅数ではどちらも同じ数になり、それはかつての急行と殆ど変わらなくなった。これでは『特急』の意味を成さない。折角の特急専用車である6300系も、ここまでストップ&ゴーを繰り返されると2ドアが故に非常に使いにくくなる。又、前述の土日朝の特急廃止で特急外での運用が現在よりも増え、ますますお荷物に。更に6300系は新造から既に30年が経過しているので老朽化もきている。ここまでやるなら9300系の増備or6300系の3ドア化くらいやってくれないと困る。



何か自分めっちゃ鉄ヲタみたいやな。どっちにしろ運賃値上げせん限り阪急を使い続けるがなw

*1:但し当然当時と停車駅は異なる