撮影写真より

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国際興業から秋北バスに移籍した中古車。殆どそのまま使い回されるので、他からの中古車と見分けられるポイントがある。
一番簡単なのは、そのまま中扉上に「KOKUSAI KOGYO BUS」の文字を剥がした跡。これだけでもう丸わかりだが、前後も丸いイルカのステッカーとエルガミオのロゴ・車椅子マークがあり、これらも特徴。
イルカステッカーは国際興業アイドリングストップバスを示すもので、05年式頃まで貼ってあった。国際興業以外では使われないので、グループ外移籍の場合はまず剥がされる。エルガ/エルガミオロゴは、最近の移籍車だと消える場合もあるが、少し前の車だとよく残っている。これもグループ外だと、塗装の範囲内になる前側は必ず剥がされるし、後ろもメーカーロゴ掲出を嫌がる事業者が少なくないので、大抵は無くなる。車椅子マークは、スロープの三角と「スロープ付」と書かれた独自仕様で、これだけはグループ外でも残ったままの事例がある。
これらは岩手県交通山梨交通などでも有効だが、山梨交通の場合中扉上に独自にロゴを書くため剥がし跡は無くなる。又、正式にはこれらの地方の国際興業グループのバス会社は全社グループを離脱したため、今後も国際興業から中古車が定期的に流れてくるかは不透明。秋北バスでも、離脱後は旧カラーに戻り、国際興業からの移籍車も減った。