撮影写真より


関門海峡関門橋。左側が本州・山口県下関市、右側が九州・福岡県北九州市。大きな川程度の幅しかない海峡を挟んで全く違う都市が並んでいる、実に不思議な光景。県境といえば大体田舎同士、たまにそれなりの規模の市に県境があっても郊外、都市部同士だと首都圏のように地方が同じなのでどちらも同じような市といった例が多いが、関門はそれなりの規模の市同士、しかもどちらもほぼ市街地で隣接しており、海峡なので県境特有の山や峠は無く、このため地方はおろか島も違うという希少な例。
市街地同士の距離も近いので、JRだと下関〜小倉間は僅か2駅15分。大半は海峡トンネルだが、たった15分乗るだけで全然違う都市の中心駅に着くという感覚を味わうことが出来る。
これと近いものに京都と大津がある。これも都市部の距離が近く、京都駅〜大津駅は長いトンネル2つくぐって2駅10分程度、15kmも離れていないのに全く違う町同士。以前は県庁所在地同士が隣接している事例は全国でもここしか無かった。