撮影写真より


たまに来る車内写真。
京都市バスで最初に導入されたノンステップバス・6420(KC-MP747M)の車内。ごく初期のノンステップバスで、鉄道のボックスシート風の対面シートがある。
ノンステップエリアは市バスでは珍しい左右とも横向きシート、車いすはドア側のシートを収納して乗せる。今の市バスでは当たり前の標準尺車で、ノンステップエリアの広さも現在の車両と遜色無いが、当時は「大型中扉車」を除いて10年ぶりの標準尺だった。寄贈車両としてこの4年後にも1台が導入されたものの、標準尺車両の本格導入はここから10年近く先のことになる。
更にシートモケットは導入以来未更新のままで、もう殆ど見かけることが無くなってしまった御所車の模様や紫の優先席が残る他、車外の「ノンステップバス」表記や中扉グライドドアなど、市バスではこの車両しか持たない特徴も少なくない。一時期はかなり広範囲の系統に使われていたが、現在はほぼ50系統か71系統に専属、特に71系統での出現率が高いため狙いやすくなった。