XY・その3

御三家トリオ以外の主力をこの段階から入れることにした。色々考えたが、前作で苦戦した経験を踏まえ将来的にドラゴンキラーを用意する必要があるため、対ドラゴンに特化した性質であるフェアリータイプにすることにした。となるとこの段階ではフラベベラルトスくらいしかいないわけだが、フラベベはあまり強そうに見えないから育てる気が無い、逆にラルトスは今まで育てすぎた。しかしもうこの時点で選択肢は決まったも同然で、結局ラルトスにした。元々前作からの孵化余りを使って再厳選する予定だったが、旧作からポケモンを送れるポケバンクがまだ2ヶ月以上も待たなければいけないため、そこまで待てなかったのもある。
とりあえず整えたばかりの孵化環境を用いて性格だけでも厳選。個体値ジャッジは例によってクリア後でないと出現しないので、今はこれで我慢。といってもお目当てが来るまでやはり100体ほどかかったため、性格だけといってもしんどいことに変わりはない。余った個体は今までは捨てていたが、今作からはミラクル交換で無駄なくリサイクル。これに嵌ると、何でもいいので単に交換だけしたい身にとって、雑魚級で伝説を釣ろうとしている子供しかいないGTSなんてもうどうでもよくなる。



お目当てはスパトレののち学習装置で温室育ちにしてそのままキルリアに進化。実戦投入のテストをしてみたが、まだもう少しレベルを上げる必要がある。ただ登場時や攻撃時のモーションは意外とかっこいいと思った。
それと並行しつつ、ここで何となくポケパルレ。先日は軽く触れるだけだったが、今回はもっと色々掘り下げてみた。すると…仕草が一々愛らしい。ちゃんとスフレを両手で食べてくれる姿がたまらない(他はただ口を動かすだけなのが大半)、また逆にスフレを放り投げると怒るが、これもまたかなり可愛い。仲良くなってくると横から覗くようにして現れ、こちらを悩殺しにかかってくる。極めつけは左下に出てくる顔のアイコン、これが出ている間は顔認証機能が働いており、画面上のカメラでこちらの顔を伺っているというサイン。こちらが顔を傾けるとキルリアもちゃんと同じ方向に顔を傾け、こちらが口を開けるとキルリアも口を開ける。そのままにしていると表情ゲームが始まり、向こうと同じ表情を繰り返すと仲良し度が更に上がるというもの。1人顔芸はかなり難しい上に小っ恥ずかしいが、今までではとてもあり得なかった、本当にふれ合っているリアルな一体感を感じることが出来る。凄い時代になったものだ。



こんなことばかりしているからストーリーはやっぱり進まない。地つなぎの洞穴→コウジンタウンに向かうところ、洞穴は道が2つありそれぞれ違う町に行けるため、どちらに行こうかとちょっと迷ったものの、片方は秘伝技の「かいりき」がないと進めない。コウジンタウンの先も化石発掘現場方面の9番道路と海岸の8番道路に分かれているが、やはりここも8番道路は化石を探しているという名目で道が塞がっている。前作もそうだったが、色々な所に行けた昔に比べて完全に一本道で、ストーリーの自由度が随分低くなった。この先もまたジムをクリアしないと先に進めない箇所が多々あるのだろう。
抜けたところで「マーイーカ」を捕まえる。随分とまた酷いネーミングだが、もっと酷いのは悪エスパーという、事前情報なしだと見た目でタイプが分かる人間は100%いないであろう意味不明なタイプの組み合わせ。説明を見てもエスパーはまだしも、どこが悪なのかさっぱり分からない。これなら普通に水エスパーにすればよかったのではないだろうかと思ってしまう。ちなみに悪エスパーの組み合わせはこれが初登場、一方の水エスパーもヤドキング以来長らく登場していない。



9番道路は岩場だらけなので普通には歩けず、乗り物扱いのサイホーンに乗って行くことになる…が、サイホーンレースがどうたらこうたらと誰かが言っていたので速いのかと思ったら全く逆、とにかく遅い。方向転換も一々止まらないと出来ないためこれまた遅い上に、岩場では普通に敵も出てくるのでイライラしてくる。
トロいサイホーンから降りると化石発掘現場こと輝きの洞窟、ここで初めて悪役のフレア団が出現。しかし下っ端でも3Dモデリングされているのは何故なんだろう、ジムリーダーですら一枚絵なのに。幹部クラスなら分かるが、下っ端レベルでもそこまでの重要人物なのだろうか。倒したら恒例の化石選びだが、その前に岩を砕くとプテラの元となる琥珀が出てきた。旧作の化石の扱いの低さにもまたまた疑問。