クロスネットの悲劇

大阪梅田の阪神百貨店前地下通路に、見るたびに需要があるのか謎に思う各地のおみやげを売っている「ふるさと名産」という店が並んでいる。店といっても奥行きは30cm程度ととてつもなく薄い。おみやげを買えばその土地へ行ったふりが出来るということで付いた通称がアリバイ横丁。
今は最盛期の半分以下の店舗数で、違う店に転用されたり板で塞がれた店舗跡も目立つ。阪神百貨店建て替えに伴い通路の拡幅が決まったため、各店舗は用地確保のため今年度末で全て閉めることが決まっている。今やおみやげなんてネットで軽く買える時代、もうこんな店は現れないだろう。