DQ7・その15

エンディングの際、どうせ例によって最後にセーブされるのは魔王を倒したことがあるというフラグだけだろうと思い、種を無駄に使ったてみたり、こういう時でないと機会がない呪いアイテムを装備したりして遊んでいた。後者は当然エンディング中は解除できないので、結果般若の面を着けたまま漁に出るという意味不明なことになってしまった。
そして再開してみると…見事にエンディング中にやった行為が全てセーブされていた。般若の面も装備しっぱなしなので、仕方なく教会で高い寄付金を払って解除する羽目に。PS版は従来同様呪いを解くとアイテムは粉砕され消滅したが、3DS版は9に準拠し呪いを解いても無くならなくなった。だが錬金がない7では、残ってくれてもコレクター以外には大して意味がない。


裏ダンジョンに行く前に、クリアして初めて落とすことができる追加のストーリー石版から手を付けることにした。だが、特にヤングメルビンとキーファについては恐ろしく中途半端なところで終わり、消化不良感が半端ない。ヤングメルビンに至ってはものの5分足らずで終わり、しかも過去とはいえ7では数少ない旅の仲間だというのに、彼のグラフィックはモブ傭兵の使い回し。どちらも作りかけのまま配信したと思われても仕方ない出来。フォズ大神官については、先の2つに比べるとまだましだがそれほどの内容でもなく、元々メルビンやキーファほどストーリーに深く関わっているわけではないので、彼女の人気の高さ故の事実上のファンディスクといったようなものか。仲間にもなるが、かつて過去ダーマシナリオ中に仲間になった際と全くステータスが変わっていないため、会心連発で圧倒的な火力を誇った当時とは比べものにならないほど弱体化してしまった。


ストーリー石版が思ったよりも薄かったので、さっさと切り替えて裏ダンジョンに向かう。単に長いだけで、途中の宝も種やスライムの服など今更感のするアイテムばかり、レベルが元から高いので出てくる敵もそこまで強い訳でもない。最奥まで進んだものの、神さまと戦うには少し早いので一旦戻り、石版で修行開始。幸いにも交換したよその石版のリーダーがプラチナキングだったため、これを仲間にしてお供に組み込む。まじん斬りで倒し続け、大体全員のレベルが50を超えたあたりでいよいよ神さまと激突…と思っていたが、異常に高い素早さで怪しい瞳や一発ギャグ・ステテコダンスを連発され殆ど身動きが取れないまま、ジゴスパークが飛んできて一瞬のうちに終わってしまった。デミーラがかなり弱かったからと安心しきっていたところにこれである。全く予想だにしていなかった全滅はかなり久しぶりで、多分この10年以上なかったと思う。もう一度また長いダンジョンを抜けて再戦しに行くも、今度は1ターンにジゴスパークを2連発食らい、さっきよりも早い僅か4〜5ターンで終了。自分も随分長いことDQはプレーしているが、同じ相手に二度も全滅されたのはこれが初めて。煉獄火炎なんて目にすることもなく早々と撤退を余儀なくされた。
ジゴスパーク2発で生き残るには最低でもHP550は必要、場合によっては3連発してくる場合もあるので800はあった方が賢明。この時は全員500にすら満たず、また職業は呪文特技が豊富で自動回復もある勇者の使い勝手が良く他に変えるつもりもないため、再び石版に潜りプラキン狩りでレベルを一気に底上げ。しかしこの分だと、例えレベル99でもなお全滅する可能性が十分高い。