ポケダン・その4

大氷河への遠征が終わったと思いきや、今度はムンナの救出がどうたら言い出した。そう何度も遠征したくないので、今は依頼をこなして後々のんびり行くか、と思っていたのに急ぎなので依頼は受けられないと出る始末。更に今回のパーティはパートナーのみとなり、大氷河遠征と比べて難易度が急上昇。まあどうせ3つ程度ダンジョンに潜れば終わるだろうと高をくくっていたが、実際はムンナまでにもう少しかかった上、正体を現したムンナに追われてパートナーが捕らわれ、主人公1人だけの単独潜入+ボス付、やはり正体を現したサザンドラと同行、パートナーを救出しムンナ一味からの逃避行…と、パラダイスに戻るまでとんでもなく長い時間と道のりを費やした。大氷河の直後にこれはバランスが悪すぎる。
最初のムンナ救出の段階でもそこそこ敵が強く、もう被ダメージ量が20〜30なのは当たり前になっていた。そんな時に限ってバオップのやきつくすでオレンとふっかつのタネが次々に消滅していく羽目に遭う。主人公1人だけになった時は、いつものようにアイテム回収と修行を兼ねて1フロアの部屋を全て巡るようなことは止め、さっさと先に進むことで危険を回避していた。そんな時に現れたのが、あのバカみたいに丁寧口調で腰の低いサザンドラ。本編であるBW・BW2ではプラズマ団の切り札として驚異的性能でプレーヤーを苦しめたが、ここではそんな面影は一切なく、エモンガ同様見た目とは180度違う中身。こういうぶっ飛んだ性格付けも外伝ならでは。
そんなサザンドラ、低姿勢でもやはり強さは健在で、レベルは主人公の倍、与えるダメージも主人公の倍で一気にエース級の活躍を見せる。NPCということで全くレベルは上がらないが、それでも十分すぎるくらいの強さ。しかしそれも最初だけで、丘辺りになると早くも息切れ気味に。この前後からボスよりも強いドレディアが出現し始め、何度もふっかつのタネのお世話になった。見た目と裏腹に、先ずフラフラダンスで全員を混乱に持ち込み、その隙にせいちょう・ちょうのまいで散々積みまくり、枝・針・石のダメージもこうごうせいで全快、積んだおかげで何倍もの威力になったギガドレインで回復しつつとどめを刺すという、あまりにも完璧すぎる戦法でトラウマを植え付けられた。これがまたえらく長い間出現し続けるので、出会ったらさっさと逃げるようになってしまった。サザンドラはパートナー救出後も活躍してくれたが、主人公を潰すために急襲したキュレムの前に玉砕。
紆余曲折を経て何とかパラダイスに戻ってきたが、またしても休む間もなく今度はキュレム討伐。まだ前作の半分くらいしかプレーしていない感がするにも関わらず、ここにきて早くもストーリーが終末を迎えようとしていた。例によって緊急を要するため依頼は受けられないが、そう何度も遠征はしたくないので、ここで仲間モードに切り替えてしばらく主人公とパートナー抜きで依頼をこなすことにした。主人公とパートナー込みの依頼引き受けは、本作だとどうやら序盤とクリア後だけということになるようだ。