撮影写真より


宮崎交通(P-UA33N)。富士重工7Eの中でもごく初期にだけ存在するP-代。一見U-代以降と区別しにくそうに見えて、割と簡単に見分けられる。
運転席側では通気孔。U-代以降は車体に小さい穴を無数に開けるパンチ式で、角が角張っている。P-代は5E同様、車体に大きな穴を開け、裏に網を付けるメッシュ式。角が丸いので遠くからでも分かる。この部分は全メーカー共通仕様。
逆T窓車の場合、開口部分の高さがU-代以降よりもかなり小さい。ただ当時逆T窓を採用していたユーザーは限られるので、そんなに使える見分け方ではない。主流の二段窓は年式問わず同じなので見分けられない。
UD限定でホイールのハブでも見分けられる。前輪ハブはU-代に比べて気持ち大きいので、見慣れているとすぐ分かる。後輪ハブはロゴが異なり、U-代以降は「UD」ロゴになっているが、P-代まではぐるっと「NISSAN DIESEL」と書かれている。多分ここが一番簡単なポイント。欠点はこれで見分けがつくのはUDだけで、他の3メーカーはP-とU-で特に変わりがない。