地下鉄東西線延伸

開業から10年、六地蔵延伸から3年。この度東西線は西へも延伸し、二条駅から太秦天神川駅までの区間が新たに開業した。天神川の駅前には区役所・図書館・交通局などが入る複合施設「サンサ右京」、付近を走る嵐電には新駅「嵐電天神川」駅も開業するがどちらも地下鉄延伸には間に合わず、3月頃からの運用開始となる。バスターミナルも建設中で現在は発着系統を変電所で転回させ、経由するだけの系統は分散した位置のバス停から乗降させる応急手段をとっている。

改札口付近の様子。地図も修正のための目隠しシールはなくまっさらな状態。左にバスロケの液晶テレビがあり、ちゃんと市バスのバス停に付いているバスロケとほぼ同じ画面デザイン。奥に写っているのも含め、サンサ右京に直結している箇所など南方面への出入り口は現段階では全て閉鎖。

天神川駅前バス停に停まる8系統。今回大幅に経路が変わり、千本・今出川・一条経由が四条・天神川通り経由になった。一条通りにあった狭隘区間を通らずに済むが、前後方向幕にも書かれていた北野天満宮を経由しなくなり、変更部分もこれといった観光地がない。寧ろ162号線の区間が多くなるので紅葉シーズンの秋はこれまで以上に渋滞必至。

新設の南太秦停留所に停車中の70系統。今回から新たにバスが通るようになったこの区間、新設バス停は標柱がなく田舎の町営バスにあるような電柱にくくりつけたなんとも簡素なもの。コスト削減の他に太秦小学校前のように標柱を置くほどの歩道幅がないような狭い場所に設置しなければならない箇所があるのも理由の一つ。

お知らせなどには掲載されず、単に時刻表だけに載っていたもう一つの新設系統・特8系統。今まで回送だった梅津車庫〜山越操車場を営業路線化したものだが、均一区間外を経由するので単区間車での運用はない。一日2往復運転され、高鼻町〜山越間はこの路線のみが経由する新設区間。その区間に設けられたやまごえ温水プール前バス停は京都市バスで最も停まるバスが少ないバス停となった*1
因みに、この時バスの前に同業者5〜6人がこれと同じような写真を撮っていた。ほんとバスマニアも増えたもんだ。

*1:日祝は一便も来ない淀が最も少ない