撮影写真より


遷宮でアツい出雲大社。本殿などもいいのだが、個人的にはこの社務所のような建物に注目したい。
かの出雲大社の境内にありながら、神社建築とは全くかけ離れたコンクリート打ちっ放しな外観が異彩を放つ。正式には庁舎と書いて「ちょうのや」と言い、昭和38年築なのでもう50年以上前からここにある。正面の桟の部分には全てガラスがはめられており、室内からは外からは想像もつかないほど光がよく通る。側面には矢羽根を模したレリーフがびっしり彫り込まれている。
設計はのちに江戸東京博物館を手がける菊竹清訓。第6回BCS賞受賞作品でもある。