東大阪・大阪・京都〜東京「東京特急ニュースター号」(大阪バス)

貸切専業だった前田観光グループの「大阪バス」が突如乗合高速バスに参入してから1年、今度は今月から乗合夜行バスにも進出、しかもいきなり大阪〜東京という激戦区。
乗車区間は布施駅→王子駅

20:50

定刻で布施駅発車、この時点の乗客は5名。車内放送は高速バスでは珍しい日英中韓の4カ国語、外国人観光客の需要も見込んでいるのだろうか。

21:30

天王寺駅から5人乗車。駅といっても若干離れた場所にある(びっくりドンキー北)。今度は四つ橋筋を通って大阪駅に向かう。

22:10

大阪駅で4人乗車。実はこの時点で定刻より20分も早く到着していた。その後は阪神高速は使わず、桃山台を経由したりもしないのに新御堂→吹田と通る。高速代をケチる為だろうか?

23:20

京都駅八条口を発車。柔道部らしき団体が乗ってきたためここで一気に10人も増えた。発車後しばらくして、休憩はないが必要があれば乗務員休憩の冒頭10分だけ開放休憩すると伝えられて消灯。

0:22

土山SAに停車、ついでに休憩。アナウンスもないのに殆どの乗客が一旦降りていった。

2:31

浜松SAに停車。客の休憩は冒頭10分間だけというが、スタフを見る限り、そもそも各PAでの停車時間自体が毎回10分ちょっとしか無かった。

4:42

足柄SAに停車、ここでも休憩。

6:20

東京駅着。この直前、首都高速を出た直後に車内が明るくなっており、ここでは3人を残して他の客はみんな降りていった。発車後はひたすら本郷通りを北上。

7:04

北口に比べ殆ど人がいない王子駅南口着。30分以上も早く着いた。

時刻・停留所
休憩は原則的にないためここでは省略。布施駅と王子駅以外はターミナルではなく路上のバス停となる。王子駅もメインである北口ではなく南口になるので注意(南口に乗り入れるバス路線は当路線のみ)。尚、大阪駅の乗り場は7月より南海バスの一部路線も同じ場所に停車。※25年1月15日改正:秋葉原駅に新規停車、併せて各停留所のダイヤを変更。大阪行きの到着時間は30分以上遅くなったので注意。これにより東京駅〜王子駅間のルートが変更されている。
東京行き 大阪行き
 21:10  近鉄大阪線奈良線布施駅北口(大阪府東大阪市)   8:30
 21:50  JR天王寺駅/あべの橋(あべちか6号出口北・大阪市天王寺区)   7:50
 22:30  大阪駅桜橋口(高架下ALBi前・大阪市北区)   7:10
 23:40  京都駅八条口(ホテルビスタ前市バス停留所横・京都市南区)   6:00
 ↓    ↑
 6:30  東京駅八重洲(住友生命ビル前・東京都中央区)   23:30
 7:00  秋葉原駅(交通広場・東京都千代田区)   23:00
 7:40  JR王子駅南口(東京都北区)   22:20
運賃
小人半額・往復券は往路乗車より10日間有効。片道運賃は曜日によって変動し、週末はその他の曜日より1000円アップ。それでも他社の片道運賃と比べると1割程度安い。尚、回数券は高井田の大阪バス本社と各停留所最寄りのJTBでのみ取り扱う。※25年1月15日改正:片道割引運賃適用日が改訂され、それまで金曜と土曜のみだった多客日運賃適用日を日曜・祝日・祝日の前日・繁忙期に拡大。これにより日曜と金曜・土曜と被っていなかった祝日は事実上の値上げとなる。
片道  片道      回数券 
(通常日・月〜木)  (多客日・金〜日/祝/祝前日)  往復運賃  学割運賃  (5枚綴・6ヶ月有効) 
京都駅  6500  7500  12750  6000  30000
大阪府  7000  8000  13600  6400  32000
予約・発券
1ヶ月前より発売。

窓口…大阪バス本社(高井田) / 各停留所最寄りのJTB支店
電話…大阪バス乗合バス事業部050-3802-0800
ネット「発車オーライネット」http://www.j-bus.co.jp/web/index.html
ネット「旅ぷらざ」http://www.tabiplaza.net/bus/*1
ネット「JTBhttp://www.jtb.co.jp/bus/areaselect/
ネット「楽天トラベル」http://travel.rakuten.co.jp/bus/
コンビニ…ローソン / ファミリーマート / サークルKサンクス / セブンイレブン

車両・担当
3列シート・最後部2列シート+化粧室のセレガHDが専用で使われる。製造年月が今年の2月、ミッションも6速ということで、型式に付く排ガス記号がQRG-のモデルではなく、LKG-が付く過去のモデル。全区間ツーマン運行。

車内は最後部に化粧室があり、これは昼の高速バスなら普通だが夜行バスとしては古いレイアウト。このすぐ隣に横に2つくっついたシートがあるが、どうもこれは乗務員の仮眠用らしい。このため夜行バスならトランクルームにあるはずの仮眠室がない。
シートはテーブルや可動式の枕付きで、枕は硬くなく丁度いい大きさなので使いやすい。独自開発したというカーテンはメーカー純正物と比べて遮光率が高く、特に夜でも明るいトンネル内で効果を発揮。その他、夜行バスでは珍しい車内監視カメラもある。

*1:クレジット決済のみ対応