撮影写真より


鳴門駅前にある、鳴門市営バスの路線図。路線廃止と減便を繰り返している現状にも関わらず、明らかに路線が今より多い。淡路島の福良行きや鳴門スカイライン経由鳴門公園行きなど、この当時は色々変わった路線が多かった。一体いつ頃の路線図なのかとよく見てみると、左下の「板東駅東」〜「二番札所前」、「ドイツ村」〜「ドイツ館」の部分が書き足された跡がある。鳴門市企業局の公式ページによると、ドイツ館延伸は平成5年、二番札所前延伸は平成2年。元々はもう20年近くも前、修正されてもなお10年以上も前から放置されっぱなしということになる。もう新たに付け替える費用も残っていないのだろうか。
果たして現在の路線網はここからどう変化するのか、路線図を現代版に修正してみた。編集しやすいように色を255色まで予め減色済み。

増えたのは赤の市内循環線と、大麻線が二番札所前から更に延伸して板野駅南まで延びたなど僅かで、他は目に見えて減った。廃止路線の大半は6年前の改正で全線廃止となり、その全てが代替のコミュニティバスなども存在しない公共交通空白地域。市営バス自体が窮地に陥るほどのジリ貧なので、全ての路線が消える日もそう遠くはない。