撮影写真より


昔の京都市バス5426号車(U-HU2MLAA)。U-代は今でも僅かに残っており外見もこの車と似ているが、細部が結構異なる。
シートは長らく市バスの標準となっていた緑色で、この世代を最後に赤色に変更された。優先席は灰色・床は赤色とこちらの色も以降の車両と異なる。ミッションは古くさい棒シフトで、これもやはりこの世代が最後。そして一番の特徴が車内放送が昔ながらの8トラックテープ、中でも市バスは通常よりも再生速度を遅くして容量を稼いでいた上に営業所によって声が違っていた。停留所表示とアナウンスが連動していないので、どちらかがずれていることがよくあった。8トラも一部を除いてこの世代が最後。
外観は以降の車両と見た目の区別が付きにくいが、側面方向幕の枠がこの代までが白く以降は黒になっている。この白枠が遠目から8トラ+棒シフト車を見分けるポイントになっていたが、黒い枠なのに8トラ・白い枠なのに音声合成といった例外もあった。